健康ライブラリーイラスト版
依存症のすべてがわかる本

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  • サイズ B5判/ページ数 102p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784062594172
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C2347

出版社内容情報

aひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリーイラスト版》

【やめたくても、やめられない! 依存症とはなにか】
家族を犠牲にし、心身をむしばむ依存症。始まりは底知れないさびしさから。
本書では対人依存、プロセス依存、物質依存の心理を追究し、「生き方の病」から回復するルートを探る。

【本書の主なポイント】
●なにかに依存せずにいられないのは、底知れないさびしさを埋めるため
●家族や周囲に迷惑をかける依存症は、治療がかかせない生き方の病
●人とかかわるなかで安心したい「対人依存」
●「○○していれば幸せ」――仕事依存、買い物依存症などの「プロセス依存」
●深刻な結果につながりかねないアルコール依存症、むちゃ食い依存などの「物質依存症」
●「どん底」を見せる家族の覚悟が、本人を変える再生への第一歩
●ヨコのつながりが得られる自助グループへの参加は最も重要な治療法

【本書の構成】
第1章 「どうしてもやめられない」――依存症とはなにか
第2章 「人とかかわるなかで安心したい」――対人依存
第3章 「○○していれば幸せ」――プロセス依存
第4章 「食べたい、飲みたい」――物質依存症
第5章 結果は本人が引き受ける――回復へのルート

《第1章 「どうしてもやめられない」依存症とはなにか》
【2つの依存】依存症へと進むのは「悪い依存」
【依存する心】さびしさを埋めて「安心」を得たい
【依存症とは】行為や思考のコントロール障害
【依存症の弊害】自分だけでなく家族や周囲をまきこむ
【増加する背景】ストレス社会が依存症をつくり出す
【よい依存】成長とともに「依存」も成就する
【コラム】職場のストレス・ベスト10
《第2章 「人とかかわるなかで安心したい」対人依存》
【対人依存の心理】しがみつきたい、コントロールしたい
【依存性人格障害】1/頼るだけで自分自身が確立していない 2/自分を犠牲にしても相手につくす 3/依存症とみなされる8つの診断基準
【世話型依存】1/世話をすることが自分の存在意義 2/世話をされる側にも悪い影響が及ぶ 3/離れたくても離れられない「共依存」
【職場依存】1/職場から見放されるのが恐ろしい 2/遅くまで残業を続ける3つの理由
【コラム】トラブル解決役の「介入型依存」
《第3章「〇〇していれば幸せ」プロセス依存》
【プロセスの心理】解放されたい、ワクワクしたい
【仕事依存】
【買い物依存】
【オタク的依存】
【ギャンブル依存】
第4章「食べたい、飲みたい」物質依存症
【物質依存症の心理】心も体の気持ちよくなりたい
【物質依存症のしくみ】脳を興奮させて快感を得る
【アルコール依存症】
【薬物依存症】
【たばこ依存症】
【むちゃ食い依存】
《第5章 結果は本人が引き受ける》
【否認】本人が依存症を自覚することから
【生活習慣】1/ワーク&ライフバランスを見直す 2/健康な依存、よい依存へ移行する
【対ストレス】1/ストレスの依存と程度に気づく 2/自分で自分をヒーリングしてあげる
【家族の覚悟】つき離して「どん底」を見せることも
【治療法】1/欠けた心を補う「個人精神療法」 2/ヨコのつながりが得られる「グループ参加」 3/物質依存症は4段階治療、入院も
【コラム】借金でどうにもならなくなったら


渡辺 登[ワタナベ ノボル]
監修

目次

1 「どうしてもやめられない」―依存症とはなにか(二つの依存―依存症へと進むのは「悪い依存」;依存する心―さびしさを埋めて「安心」を得たい ほか)
2 「人とかかわるなかで安心したい」―対人依存(対人依存の心理―しがみつきたい、コントロールしたい;依存性人格障害1―頼るだけで自分自身が確立していない ほか)
3 「○○していれば幸せ」―プロセス依存(プロセス依存の心理―解放されたい、ワクワクしたい;仕事依存1―趣味が仕事、特技が残業! ほか)
4 「食べたい、飲みたい」―物質依存症(物質依存症の心理―心も体も気持ちよくなりたい;物質依存症のしくみ―脳を興奮させて快感を得る ほか)
5 結果は本人が引き受ける―回復へのルート(否認―本人が依存症を自覚することから;生活習慣1―ワーク&ライフバランスを見直す ほか)

著者等紹介

渡辺登[ワタナベノボル]
1976年日本大学医学部卒。80年同大学院(精神医学)修了。医学博士。84年国立精神衛生研究所研究員、厚生省保健医療局精神保健課併任。86年国立精神・神経センター精神保健研究所研究室長。現在は日本大学医学部精神医学系准教授、駿河台日大病院精神神経科部長。91年冲永賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みゃーこ

65
底知れぬ寂しさを埋めるため人は何かに依存する。依存が依存症にまで進行すれば自分の問題だけにとどまらず多大なる被害を及ぼす。本書は依存症の原因、症状、回復にいたるまでのプロセスごとに絵と文字で簡易にまとめられている。しかし人間はなぜ自ら傷つく道を選択するのか、悩みの正体とは何だろうか?依存症は「生き方の病」と表現されるように、ものごとの認識をもって解決策とするこの病こそは癒された傷が偉大なる恵みとなる種子を孕んだ不思議な病気でもある。2013/10/16

たか

10
ニコチン、アルコール、ギャンブル、セックスなど依存症は怖い・・・。 意志の弱さと言うよりも病気なので早めの治療が大事。2016/10/19

あいぽん

8
依存症について、イラスト付きで詳しく書かれています。依存症の恐ろしいところは、自分が気付いてないことですね。 きちんと自分を見つめる時間を持つべきですね。。2015/07/03

及川まゆみ

5
依存症って、大なり小なり誰にでもあてはまるものがあると思いました。イラスト図解で、このシリーズはわかりやすいですね。2014/03/03

choco3641

1
読みやすい文章で図解とかあって分かりやすかった。 本を読まない人でもサクッと読めるようになってる。 依存性の事そのものが分からない人向け。 深く依存性について知りたい人には物足りないと思う。 入門書として読むのがいいと思う。

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