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講談社選書メチエ
瀬戸内の海賊―村上武吉の戦い

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062583220
  • NDC分類 217.4
  • Cコード C0321

内容説明

瀬戸内の小島、能島を根城に勇名を轟かせた村上水軍の大海賊。同族間の苛烈な主導権争い、毛利方水軍としての信長との死闘、秀吉の調略、そして海賊禁止令による終焉。戦国の海を生き抜いた波乱の生涯を活写する。

目次

第1章 海賊の世界
第2章 能島村上家の成立
第3章 船いくさの日々
第4章 信長・秀吉との戦い
第5章 海上交通とのかかわり
第6章 海賊禁止令

著者等紹介

山内譲[ヤマウチユズル]
1948年生まれ。京都大学文学部史学科卒業。愛媛県総合教育センター室長。専門は、中世瀬戸内海地域史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

T F

1
海賊とっいっても、色々いるみたいだけど、有名な村上氏みたいなものを海賊というのなら、戦国大名をはじめとして陸地の権力は山賊といえるんじゃないか。海賊というカテゴリーに難があるような。2019/10/27

めめ

1
能島水軍・村上武吉の動静を軸に、村上水軍を取り巻く状況をわかりやすくまとめている。瀬戸内水軍関係の入門書として読みやすく、それでいて専門書としての充実度も高い。能島中心ではあるが、因島・来島両村上氏を俯瞰するのにも役立った。2012/11/01

OTR

0
日本の中世における海賊とはなにか。海賊は多様な顔を持つ。無法者としての海賊像も、海賊側からすれば、それはきちんとしたわけがある。そんな「海賊」を、中世最大の海賊のひとつ、能島村上氏の村上武吉の人生を追いながら考える。近世になると、海賊も海から追われる。中世の「自由な海」から、近世の「彼らにとって自由でない海」への変化は、大きな時代のうねりに飲み込まれた彼らを目の前に現前させる。2014/08/01

とし

0
著者の山内氏は瀬戸内海の地域史、中世史の専門家。 本書は、氏がこれまでに上梓した「海賊と海城」、「中世 瀬戸内海の旅人たち」などの著書から、村上武吉を中心にまとめなおしたような内容になっている。両書が既読なら、新たな発見は少ないかもしれない。 それでも紙数が少ない割りに内容はかなり濃いので、日本の海賊衆に関する入門書としても良いし、村上武吉の研究書としても素人が読むには充分。 2014/02/05

0
面白かった。母の故郷が広島で瀬戸内に縁があることと、海や船のことが大好きな自分としては実にロマンを掻き立てられる。もちろん史料をきっちり調べたとても良い本です。しまなみ海道にツーリングにいきたくなるのが数少ない欠点かな。2012/06/24

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