講談社選書メチエ<br> 江戸の道楽

講談社選書メチエ
江戸の道楽

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062581615
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0321

内容説明

徳川三百年の太平。それは武士・町人たちの極私的世界を生んだ。大名が壮大な庭に凝れば、長屋の軒下にはキクやアサガオが咲き乱れる。隠居から遊女までが太公望を気取り、学問や戯作では身分をこえたネットワークがひろがってゆく。江戸の人びとが情熱を注いだ「楽しみの道」を案内する。

目次

第1章 花咲ける江戸―園芸道楽 其ノ壱
第2章 庭園都市―園芸道楽 其ノ弐
第3章 江戸の太公望
第4章 道楽は学問に極まる
第5章 筆一本の二本差し

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

3
江戸時代、庶民から武士までが傾倒した「趣味の世界」を概観する。テーマは園芸、釣り、文芸創作の三つ。特に興味深いのは文芸創作で、副業、又は趣味として戯作を書く武士達の話。柳亭種彦のように戯作で家を建てる割のいいバイト感覚の者もいれば、滝沢馬琴のように亡くなる寸前まで生活のために創作を続けた者もいる。武士の中には全くの趣味で書く者もおり、さしずめ「同人作家の商業出版」のようなことも。その辺も含めた、江戸の戯作事情は今のサブカル界隈にも似ている。2015/01/19

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