講談社選書メチエ<br> 芭蕉 二つの顔―俗人と俳聖と

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講談社選書メチエ
芭蕉 二つの顔―俗人と俳聖と

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062581349
  • NDC分類 911.32
  • Cコード C0395

内容説明

座禅を組み、数珠を携えて旅へ。俗世を捨てた孤高の人・芭蕉。それはしかし、晩年の姿だった。処世の才に恵まれ、ユーモアに長け、伊達を好んだ若き日。伊賀の農人の次男が俳聖となる空白の40年を追い、芭蕉転生の謎に迫る。

目次

第1章 伊賀での少年時代
第2章 武家奉公へ
第3章 日本橋在住時代
第4章 江戸俳壇に躍りでる―「笑い」の俳諧師
第5章 若き日の妾・寿貞
第6章 桃印の謎
第7章 転生

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マカロニ マカロン

9
個人の感想です:B。副題の「俗人と俳聖」がぴったりな内容で、芭蕉の私生活にもかなり踏み込んでいて興味深い。松尾家の鉄砲者説を否定し農人とする。13歳で藤堂新七郎家に仕えるとあるが、その寵愛ぶりに関してはぼかした書き方。年譜は字が小さすぎ、内容も読みにくい。寿貞は「若き時の妾」説をとり、甥桃印との密通説を採る。それを藤堂藩に隠蔽するため、深川移転したとする。桃印作の俳句が見当たらないこと、途中二人の絶縁状態が続いたこと(芭蕉は死ぬ間際の桃印の介護はしている)。関口では神田上水の浚渫工事の請負人説を採る2023/03/26

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