講談社+α文庫<br> YS‐11〈下〉苦難の初飛行と名機の運命

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講談社+α文庫
YS‐11〈下〉苦難の初飛行と名機の運命

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  • サイズ 文庫判/ページ数 324p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062563208
  • NDC分類 538.63
  • Cコード C0195

内容説明

昭和30年代末の後進工業国日本において、ほとんど不可能とされていた国産旅客機の開発。官民あげての大プロジェクトは、数々の困難を克服して、ついに悲願の初飛行に成功。しかし、国際民間機ビジネス商戦の荒波が。厳しい運命にさらされた182機のYS‐11と日本版ビッグプロジェクトの終焉までの全てを描く大作。解説は福原義春氏(資生堂会長)。

目次

第4章 初飛行、そして難題続出(試験飛行用第一号機;設計者のプライド;テストパイロット ほか)
第5章 国際民間機ビジネスの荒波(苦戦の売り込み;忘れたていたマニュアルづくり;クレームが殺到 ほか)
終章 解散、一つの典型(「YX開発本部」;予想以上に順調だったC1開発;C1(軍用輸送機)生産も失速 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イプシロン

12
国家級プロジェクトの赤字に弱腰な国民性を指摘する視点が鋭い(特にマスコミの無責任批判)。しかし強いリーダーシップを持つ人材育成、技術データ蓄積のためには大規模プロジェクトは必要だろう。航空はYS-11、B-767、777、MRJといった道を進んでいることに少し安堵した。航空宇宙、電子産業は国を支える基盤産業となってきた時代は、世界規模でものを見ないと生き残れないようだ。図面のやりとり、打ち合わせすらネットで出来る時代。焦点はコストダウンにあるようだ。もう予算獲得して無責任な研究をする時代は去ったようだ。 2014/09/15

SS

3
凄い昔に読んだ5人のサムライ達、そのつぎの後継者、予算を組んだら完了でしょの官僚等々日本の失敗学の突っ込みどころ満載の事例。実例としては、拡張性不足。これはH-IIロケットのLE7、それどころか戦時中の不運な名機”誉”。あと、ユーザー不在、経営と生産性、面白いけど、最後かなり寒い、、、2015/05/02

DWAT

2
・・・日本の航空機開発の復活はあるのか 三菱・HONDAに期待2002/04/23

ドリアン・グレイ

0
YS-11の経験をMRJなどではいかせているのか心配になる。舵の問題などは設計段階ではわからないのではないか。2017/09/24

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