内容説明
『史記』の書かれた2000年前から、人間の本質は変わらない。相手の心理を見抜き、すばやく決断、行動することは、いつの時代にも要求される知恵である。出処進退の決断、逆境時の生き方、情報の利用法、人を動かす法など、『史記』を思考法、人間学の実例集として読むと、激動の現代を生きぬく知恵が見えてくる。
目次
序章 『史記』の魅力と効用(人間学の百科事典)
第1章 歴史が磨きあげた思考法(曲線的思考法;二面的思考法;逆説的思考法;トータル思考法)
第2章 乱世をどう生きてゆくか(出処進退の決断法;不遇における身の処し方;出世無用の生き方;ナンバー2として生きる法;男と女と人生と)
第3章 人間関係にどう処するか(人間関係の接着剤;人を説得する法;保身のテクニック;組織と情報の扱い方;リーダーの心得;相手をだしぬく悪知恵)