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伝説の剛速球投手 君は山口高志を見たか

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062192606
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0075

出版社内容情報

阪急の黄金期を支えた投手・山口高志の評伝。「日本一速かった」とまで言われる剛速球はいかに生まれたのか。小さな大投手の野球人生1970年6月24日、関西大学対法政大学の全日本大学選手権準決勝。神宮球場へつめかけた観衆は驚愕した。
関大のマウンドには身長169センチの小男。しかし延長20回を迎えてなお、そのストレートはうなりをあげてキャッチャーミットに突き刺さり、打者は空振りを繰り返している。
男の名は山口高志。後に阪急ブレーブスの黄金時代を支える天才投手が、全国にその名を轟かせた瞬間だった――。
「太く短く」という自身の信念どおり、プロでの実働はわずか4年。しかしその剛速球は、今でもファンの記憶に強烈な印象を残している。
剛速球を体得するための知られざる努力とは。大学卒業後、プロ入りを拒否したワケとは。引退の裏にあった悲哀とは。幼少期から引退後まで、山口高志の野球人生を徹底取材のもと書き下ろした。

鎮 勝也[シズメ カツヤ]
著・文・その他

内容説明

ただ速く、ただ真っ直ぐに。そして太く短く。阪急ブレーブスの黄金時代を支えた天才投手の栄光、そして悲哀の物語。

目次

1 衝撃
2 プロ入り拒否
3 誕生
4 葛藤
5 プロの壁
6 最盛期
7 阪急の悲願
8 引退
9 継承

著者等紹介

鎮勝也[シズメカツヤ]
1966年(昭和41)年生まれ。大阪府吹田市出身。スポーツライター。大阪府立摂津高校、立命館大学産業社会学部を卒業。デイリースポーツ、スポーツニッポン新聞社で整理、取材記者を経験する。スポーツ紙記者時代は主にアマ、プロ野球とラグビーを担当。野球は久保康生、薮恵壹、山田正雄各氏、ラグビーは坂田好弘氏に師事する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

それいゆ

72
山口高志とは学部は違いましたが、大学では同学年でした。村山実以来の大学選手権制覇でした。関大の千里山学舎では応援バスへの乗車を大々的に勧誘していました。私は就職後大阪城の近くに住んだので、阪急入団後は日生球場まで自転車で行き近鉄戦を観戦しました。広島との日本シリーズは圧巻でした。絶対に負けない試合が続き、4勝2分で日本一。太く短かったプロでの選手生命でしたが、いい夢を見させてもらいました。大学卒業後すぐにプロに入団しなかったのが悔やまれます。2015/01/23

山田太郎

54
この手のビミョーな有名人の自伝が好きな私にはずっぱまり。ちょうど野球観はじめたときのような気がする。どちらかと言えば足立・山田の両下手投げが好きだった。2015/02/18

謙信公

18
当時、パ・リーグのTV中継など皆無だったので、日本シリーズで登場した彼を見たときは圧巻だった。阪急ブレーブス全盛期の足立、山田との3本柱。特に彼は先発、中継ぎ、押さえとフル回転。現在のような分業制はなかったとはいえ、毎日どこかで出てくる。しかも重要な場面で。上段から腕を振り下ろし、剛速球を投げまくる。おそらく160kmを超えていたとのこと。この瞬間の記憶しかなく、いつの間にかいなくなった印象だったが、実働4年間ならば納得。確か、紅白歌合戦にゲストで出ていたような・・・。とにかく記憶に残る剛速球投手だった。2019/09/18

anken99

17
太く短く・・・まさにそんな言葉がぴったりの剛腕投手、山口高志。その名前を目や耳にすることは多かったが、こうして評伝を読むにいたり、その伝説に改めて驚愕する。170センチにも満たない体ながら、来る日も来る日も投げ続けた姿は、まさに昭和プロ野球。また当時の阪急がいかにも野武士的な面々ばかりで、単純にかっこいいというか、あこがれを覚えずにはいられない。現役を33で退いたあとも、還暦を超えてもなおプロ野球の世界に身を置けるのは、高い素質あってこそ。現役時代の動画を慌ててYouTubeで確認したが、やはり凄かった。2020/09/07

タカラ~ム

16
「阪急ブレーブス」というチームを知っている、覚えている人はどのくらいいるのだろう。現在の「オリックス・バファローズ」である。その阪急の投手として鮮烈な印象を残したのが、本書の主人公・山口高志である。阪急がパ・リーグのチームなので、なかなかテレビで見る機会はなかったけど、何回か見た記憶があって、そのときは「がむしゃら」という印象を受けたのだと思う。今回、youtubeで改めて見たけど、全身を使った躍動感のフォームは、やはり「がむしゃら」な印象だった。2015/04/29

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