内容説明
１９２０年代、パリを熱狂させた「野生の踊り」。ナチ占領下、自由フランスの戦士。米政府を敵に回し、公民権運動を大支援。肌の色、宗教の異なる１２人の養子からなる「虹の部族」のママン…。無一文の踊り子が、世界一の金持ちとなって、破産し、ステージで死ぬまでの６８年１０ヵ月。
目次
序章 占領軍ベイビーを養子に
第１章 来日公演の目的―一九三〇年代～一九五四年
第２章 裸のヴィーナス―一九二五年
第３章 おとぎの国の理想の家族―一九五〇年代
第４章 人種差別と闘う―一九三五年～一九五五年
第５章 ある晩、ニューヨークのストーク・クラブで―一九五一年
第６章 世界を舞台に、さらなる闘い―一九五二年～一九五七年
第７章 「虹の部族」の二二年―一九四七年～一九六九年
終章 諦めないで、希望をもって
著者等紹介
荒このみ［アラコノミ］
１９４６年生まれ。お茶の水女子大学卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。東京外国語大学教授。専門は、アメリカ文学、アフリカン・アメリカン・スタディーズ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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