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自伝 大木金太郎―伝説のパッチギ王

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062137966
  • NDC分類 788.2
  • Cコード C0075

内容説明

本書は韓国「日刊スポーツ」紙に、2006年4月10日から9月29日までの100回にわたり連載された「金一、私の生きざま、私の挑戦」を翻訳したものである。

目次

第1章 旅立ち~雌伏(すべてを捨て日本へ;「麗水・順天反乱事件」で死の淵に立たされる;日本上陸、安堵は束の間、収容所へ ほか)
第2章 飛翔(スターレスラー街道;父の死、アントニオ猪木との出会い;力道山門下の四天王 ほか)
第3章 絶頂~変転(南北朝鮮統一のかけ橋;歩みだした王座への道;WWA世界タッグ・チャンピオン! ほか)

著者等紹介

大木金太郎[オオキキンタロウ]
本名・金一(キムイル)。1929年生まれ。韓国から日本に密入国し、力道山に弟子入り。ジャイアント馬場、アントニオ猪木らの兄弟子。強烈無比な「原爆頭突き」を武器に一世を風靡し、のちに韓国プロレス界のリーダーとなる。日本での最後のファイトは1981年。韓国では国民勲章石榴賞を受けるなど、国民的スターのひとりとして評価されている。2006年10月26日没

太刀川正樹[タチカワマサキ]
1946年東京生まれ。早稲田大学教育学部英文科在学中、国立ソウル大学語学研究所で韓国語を学ぶ。1974年韓国民青学連事件に連座、金芝河(詩人)、李哲(韓国鉄道公社社長)、柳寅泰(国会議員)らとともに拘束、懲役20年を宣告される。その後、講談社「日本版ペントハウス」ニューヨーク支局長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AICHAN

19
図書館本。「原爆頭突き」で私が子供のころ活躍したプロレスラー大木金太郎こと金一(キム・イル)の自伝。力道山に憧れて韓国から日本に密航したとあるが、『力道山』では彼は力道山を知らないで密航したとある。で虚構が混じっているのかなという先入観を持って読み始めた。韓国出身のため差別を受けながらも身体作りと頭突きの過酷なトレーニングに打ち込む姿に引き込まれて真剣に読み、「原爆頭突き」のせいで重い後遺症に苦しんだことを知り衝撃を受け、アメリカで日系人と韓国人が仲好く応援したことを知り嗚咽。好著だった。2016/05/05

gtn

9
全身コリアンである。日本への密航、師力道山への忠心、練習と試合における血と汗、実父そして師の死、日韓交流等、その行動原理のすべてを儒教に求めた。その結果、コリアンの英雄になる。「キム・イル!俺もお前と同じ朝鮮人だ」との師の言葉を聞きたかったが果たせなかった。その無念たるや、しかし著者の思いを軽々に推し量ることはできない。2018/10/11

inokori

5
標題どおり,パッチギ王・大木金太郎の自伝.あたしは彼の現役時代を見たことがないのだが,日本プロレスの祖・力道山=金信洛の同胞であり弟子である彼の視点から見た力道山評伝として読めた.力道山に憧れ,戦後まだ国交のない日本へ密入国して弟子入りし,ほとんど折檻に近い過酷な指導のもと,力道山本人が果たせなかった世界タイトルの獲得に至るまでが前半部.後半は,力道山の急死と日本プロレスの瓦解の過程,朴正煕大統領期の日韓国交正常化の裏面交渉や韓国プロレスの育成に深く関わる大木の告白録になっている.史料的価値あり.2009/05/10

電羊齋

2
著者の師である力道山への敬慕の念、弟弟子猪木への特別な思い、日韓和解そして南北統一への情熱が感じられた。著者は晩年頭突きによる後遺症に苦しめられたが、1960年代にはすでに頭突きに「ドクターストップ」がかかっていたという記述には驚いた。また、ロサンゼルスでの試合で、現地の韓国人と日本人が一緒になって彼を応援したエピソードには感動した。プロレス、政界、裏社会にまたがる日韓裏面史、朴正熙政権との関係については、柳澤健『完本 1976年のアントニオ猪木』(文春文庫、2009)と併読すればより理解が深まるだろう。2014/02/01

メルセ・ひすい

1
8-18 赤79 張本 力道山 猪木 ★恐怖の耳ツブシ! 本名は金一。韓国から日本に密入国し、力道山に弟子入り。強烈無比な「原爆頭突き」を武器に一世を風靡し、のちに韓国プロレス界のリーダーとなった著者が、その波乱万丈の人生を振り返って語る。                  2007/02/03

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