出版社内容情報
大きくなってカラーページもふえました。 大人気『あらしのよるに』第5巻。オオカミのガブとヤギのメイは友だちどうし。ところが、その2匹の友情にひびの入る事件が起こって……。
内容説明
ぐうぜんのであいからなかよしになったオオカミのガブとヤギのメイ。それぞれのなかまからあいてのわるいうわさをきかされて…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masa@レビューお休み中
64
残酷までに引き裂くもの…それは、身近にいるものなのかもしれない。個人の都合よりも、集団の都合が優先される。好奇の視線、畏敬の眼差し…。ガブと同じ仲間であるはずのオオカミたちも、メイと同じ仲間であるはずのヤギたちも二人が仲良くすることに同意するものはいない。ヤギは食べるものであると主張するオオカミたち。オオカミは恐ろしい敵であると主張するヤギたち。その狭間でガブとメイの心は揺れる。激しく心が揺れて、そして二人が選んだ結論は…。ガブとメイの関係が更に危機的な状況に追いやられていくのを見ているのは切ないですね。2013/01/13
かおりんご
45
読み聞かせ(204)ふたりの関係が、周りにばれてしまいます。そこで二人が決意したことは・・・今回も、ハラハラしながら聞き入っていました。早く次の巻が聞きたいそうです。2014/11/17
KEI
44
シリーズ5作目。今までのシリーズもハラハラさせられたが、今回は起承転結のまさに転。メイとガブの秘密がそれぞれの仲間の知るところとなった。仲間から相手の行動を探れと言われてしまう。影で仲間が見守る中、出会う2人。そこに土砂降りの雨が降り、2人は新たな世界へ飛び出す。年齢に関係なく夢中になれる。あべ弘士さんのダイナミックな絵に魅了される。今日中に全巻読んでしまう勢いになって来た。2018/02/24
たーちゃん
24
こういう物語の進み方かぁ。息子も「うまく川を渡れたかそうでないか」と考えていました。2022/04/19
しゅわ
24
【図書館】あらしのよるにシリーズの第五弾。嵐の夜に出会って、捕食関係を乗り越え「ひみつの友達」になったヤギとオオカミのおはなし。二人の関係がついに仲間達の知るところとなり、それぞれの仲間から相手の悪い話を聞かされ、相手を騙して情報を聞き出す約束をさせられる…決意を胸に秘め会う二人だったが、お互いのぬくもりを感じたときに…というハラハラの展開で物語が大きく動く巻です。2013/12/02