• ポイントキャンペーン

白山の水―鏡花をめぐる

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 310p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062104432
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

幽明があらわれる。エロティックな肌ざわりがあらわれる。この世ならざるところの空気が、孕まれる。泉鏡花の華麗を極めた文学の内奥を通じ、物語の広野を渉猟する長編エッセイ。

目次

金沢


水死
水神


メルヘン
化物
盲人
隅田川
深川
カロン
小人
変化



遊行
白神
金沢

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

salvia

6
博識の熟練ガイドに大きな山を案内してもらった感じ。これは面妖な、と戯けながらも鏡花作品の本質を突く。ドイツ文学との比較によってより理解し易くなっており、特にメイヤーの詩の解釈や『小人』の章などは門外漢の私にも興味深く読むことができた。教養をひけらかす感じにならないのも人柄なのだろう。2020/09/07

koji

1
朝日新聞の「ゼロ年代の50冊」の1冊。「金沢は最初の異界だった。」に始まり、「加賀の酒を啜りながらぼんやりと考えていた」で終わる、泉鏡花を縦軸とし、折口信夫、柳田國男、ドイツ詩人を横軸とする幻想的な文学の世界。一読に値します。(以前、別のペンネームで書いたものをkojiに移しました。)2010/08/19

koji2

0
朝日新聞の「ゼロ年代の50冊」の1冊。「金沢は最初の異界だった。」に始まり、「加賀の酒を啜りながらぼんやりと考えていた」で終わる、泉鏡花を縦軸とし、折口信夫、柳田國男、ドイツ詩人を横軸とする幻想的な文学の世界。一読に値します。2010/08/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/632308
  • ご注意事項