脇役の美学

脇役の美学

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062083089
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0095

内容説明

日本映画の名脇役10人のプライドと悲しみを綴る壮絶な人間ドキュメント。

目次

殿山泰司―神よ、すべての酔っぱらいに聖なる死を与えたまえ
金子信雄―したたかな役者根性と料理への執念と
浜村純―燃え尽きた八九歳の青春
伊藤雄之助―腹にもたれる名脇役
左卜全―心身の病苦と闘い続けた奇人俳優
川谷拓三―殴られ、斬られて、主役になった男の壮絶な死
石橋蓮司―俺は脇役じゃない、主役だ
八名信夫―今に見てろよ、悪役にも華がある
浦辺粂子―演じた、愛した、賭けた
樹木希林―女優であるよりも女である方がいい

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

7
伊藤雄之助は、歌舞伎役者の家に生まれながら、美男の兄と弟に挟まれて一人だけ異相。実父に「腹にもたれる子」と言われてきたという。その異名のとおり、俳優時代も主役を食う癖のある演技を残している。この世に爪痕を残してやるという執念か。終生愛に飢えていたのだろう。晩年、娘がかまってくれないと寿司屋で泣く伊藤が可愛い。2019/02/04

やま

0
左卜全さんのエピソードにびっくり とにかく戦後から60年代に量産された邦画を観たくなった2021/09/26

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