汚名―第二十六代沖縄県知事 泉守紀

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汚名―第二十六代沖縄県知事 泉守紀

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062067157
  • NDC分類 289
  • Cコード C0095

内容説明

戦歿者十九万人の沖縄戦を目前に交代した県知事。苦悩のはてに正反対の道を選んだふたりのそれぞれの生きかたから、「国家」と「個人」を問う力作ノンフィクション。

目次

序章 一通の電報
第1章 沖縄赴任
第2章 軍人嫌い
第3章 苦悩の県知事
第4章 沖縄よ、さらば
第5章 覚悟の赴任
終章 辛い戦後

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kanbetaku

1
20年以上前に買ったまま読んでいなかった本を書棚から引っ張り出して読んでみたが、もっと早く読んでおけば良かったと後悔している。沖縄戦を前に他県に転任した「卑怯者」呼ばわりされている知事のドキュメンタリーであるが、やはり歴史とは、常に多角的に見なければいけないというのを、改めて感じた。2015/10/27

amatsukaze

1
泉知事が職務を放棄したという批判に対して、当時を知る関係者、妻、果ては本人にまでインタビューして書かれた「弁明」の書。職務に忠実だったと見るか、逃亡したと見るかは読者次第。2012/07/11

ブルドック

0
沖縄県知事でありながら沖縄戦の直前に、香川県知事として転出した泉守紀さんの日記を基にしたノンフィクション。卑怯者のレッテルを貼られた人物。入れ替わりに沖縄県知事になられてなくなった島田叡氏について書かれた、「沖縄の島守」のサブテキスト的な意味合いあり。自分がその場にいたら、泉氏と同じ事をするかも知れないけど、やっぱり知事が戦争を前に転出しちゃダメではないかと思った。2011/01/19

1131you

0
沖縄戦を経験した元日本軍の方の著書を読みなんと酷い知事がいたものかと思い読んだが含むものの多い良著だった。 独特の文化の地に赴任した余所者の疎外感。乖離していく自分の思想と有事の現実。 有事における前線の首長としては柔軟性がなくキャパオーバーで不適格であったかもしれない。それだけのこと。現代の人間が断罪できるのだろうか。 2024/01/17

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