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講談社文芸文庫
徳利と酒盃・漁陶紀行―小山冨士夫随筆集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061984349
  • NDC分類 751.04
  • Cコード C0195

内容説明

静かでうれいに満ちた美しさをもつ李朝彫三島扁壷、端正で気品のある中国陶磁の至宝、北宋汝官窯青磁輪花碗、枯淡なうちにほのぼのした明るさをたたえた信楽の壷、わが愛すべきやきものに寄せた『骨董百話』をはじめ数々の名随筆をのこした陶磁研究の第一人者、小山冨士夫。みずからもすぐれた陶芸家であった、その美への探究心をあますところなく伝える随筆集。

目次

月見の宴
徳利と酒盃
正倉院三彩
やきもの紀行
日本六古窯の思い出
北支だより
朝鮮の旅
漁陶紀行
イスタンブールの古陶博物館
波山先生について
北大路魯山人
石黒宗麿
骨董百話(抄)
陶磁の世界

著者等紹介

小山冨士夫[コヤマフジオ]
1900・3・24~1975・10・7。陶磁研究家、陶芸家。岡山県生まれ。社会主義運動に共鳴し東京商科大学(現・一橋大学)を中退、陶芸家を志し真清水蔵六に弟子入りする。のち東洋陶磁研究所を経て、戦後は東京国立博物館に入り、文化財保護委員会文化財調査官となるが、永仁の壷事件を機に退官、その後は研究生活の傍ら、作陶を再開する。1960年、第10回文部大臣賞芸術選奨(評論部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アメヲトコ

1
陶磁研究家であり、陶藝家でもあった著者による随筆集。陶片を求めて世界各地をまわる旅行記が面白く、とくに日中戦争中の昭和16年に華北調査を敢行し、定窯古窯址を発見した経緯を語る「北支だより」は本書の白眉。2016/07/09

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