講談社文芸文庫<br> 戦艦大和ノ最期

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講談社文芸文庫
戦艦大和ノ最期

  • 吉田 満【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 202p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784061962873
  • Cコード C0195

出版社内容情報



吉田 満[ヨシダ ミツル]
著・文・その他

鶴見 俊輔[ツルミ シュンスケ]
解説

内容説明

昭和二十年三月二十九日、世界最大の不沈戦艦と誇った「大和」は、必敗の作戦へと呉軍港を出港した。吉田満は前年東大法科を繰り上げ卒業、海軍少尉、副電測士として「大和」に乗り組んでいた。「徳之島ノ北西洋上、「大和」轟沈シテ巨体四裂ス今ナオ埋没スル三千の骸 彼ラ終焉ノ胸中果シテ如何」戦後半世紀、いよいよ光芒を放つ名作の「決定稿」。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

46
学徒出陣により東京帝大法学部から帝国海軍に入り少尉任官。副電測士として戦艦大和に勤務。昭和20年4月の沖縄突入作戦に従軍。大和は轟沈するも著者は生還を果たす。しかし、佐世保での入院治療の後、再度、特攻志願する。読みやすい戦記文学ではないが日本人として一読すべきと思う。兵学校出身士官と学徒出身士官の「死」についての論争。それを収拾する臼淵大尉の「進歩のない者は決して勝たない。負けて目覚めることが最上の道だ。日本は進歩ということを軽んじすぎた(以下略)」言葉に考えさせられる。定期的に読みたい作品。2015/01/27

傘緑

34
「哲人『スピノザ』が伝記…蜜の如く心を包む…活字に餓え、本屋をさ迷い血まなこに背文字を追い求めいる悪夢に悩みし」本書は終戦の直後に、著者・吉田満によって一日の内に書かれたもの。大和に乗った副電測士として、生き残った者として、戦争という極限状態に置かれた若き青年たちの、貴重な肉声を後世に伝える本。彼らは絶望的な状況を驚くほど冷静に分析し、死の恐怖を静かに堪えている。「われ、ただ伏して死するのみ、わが死の実りあらんことを願うのみ」「死を恵まれず、なお生を強いらるる人々よ、明日よりの日々を如何に堪え忍び給うや」2016/11/16

おたま

32
日本最大の戦艦大和の最期に、士官として乗り込んでいた吉田満が書いた小説(?)。文語体で漢字とカタカナで書かれており、最初は読みづらいのだが、途中からあるリズムをもった長編詩のように思えてくる。非常に荘重なトーンの文章。大和が呉の軍港を出発して、撃沈されるまでを抑制された文章で描いていく。死と隣り合わせた乗組員たちの様子や心情を描いており、戦争の中での生と死について様々に考えさせてくれる。また、呉出港直後から、大和の中では対等な意見が沸き起こり、自分たちの出撃の意味について議論が続いたという。⇒2021/02/11

ジャズクラ本

26
○全編カタカナ混じりの文語体。著者の吉田満は大和による特攻に出撃して生還した士官。従い、この本は一次資料であり国家のために自己犠牲を厭わない当時の特攻兵の心情が綴られている。それだけに刊行当時(1952年)は軍国精神鼓舞のものと相当叩かれたようであるが、反戦一色の論調が持て囃されるなかで、吉川英治や小林秀雄は正直な心中の吐露として賛辞を贈っている。戦後の感覚でこの本を評するのはナンセンスであり、当時の兵がどういった心境で特攻に向かったかの一記録としてはやはり貴重な記録だと思う。/渡辺清「戦艦武蔵の最期」2020/05/27

零水亭

25
(宇宙戦艦ヤマトにハマっていた小学生の頃、角川文庫版で読みました)東京都隅田区に住んだことがあり、近くの山田記念病院の駆逐艦「初霜」の錨に感動した人間としては、初霜のカッター上の士官が、救助を求める大和乗員に切り付けるシーン(乗り過ぎて転覆するのを防ぐため?)納得行きませんが、第一級の名文であることに変わりはないと思います。2011年頃、執筆業を引退した阿川弘之氏が新聞記者のインタビューで「(吉田氏=)司馬遷を乗せていたようなもの」とか激賞していたのを思い出しました。

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