講談社文芸文庫<br> 持続する志

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講談社文芸文庫
持続する志

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  • サイズ 文庫判/ページ数 694p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784061961548
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

【内容紹介】
「被爆者の自己救済行動」「沖縄の戦後世代」他ヒロシマ、沖縄、核基地、憲法についての諸エッセイと、「安倍公房案内」「中野重治の『梨の花』の文章」等戦後文学への豊かな考察を示す作家・作品論。全55篇。30代に入った著者は、己れの存在の根元に突きささる鋭い痛みの感覚をもって状況への誠実な発言を続ける。1960年代後半、『厳粛な綱渡り』後の第2エッセイ集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

魔魔男爵

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神の不在を見た(観照した)ので、自分が神に成って世界を創造(小説を書く)しなければいけないと思ってるキ○ガイ大江のエッセイ集。世界、社会のシステムに流され、働くだけの一般大衆の人権を認めず虫けら扱いしている。文学者から通俗小説家→政治家と堕落した石原慎太郎の創造力より、死刑囚の小説の創造力を褒め称えている糞。大江は反体制主義者であり、反戦平和主義者ではない。書物を創造しようとしない者より、人殺ししてでもネタを集め小説を創造する者を賛美している糞。人殺しでない優れた小説家がいるのに、人殺しをワザワザ褒めるな2017/02/13

@第2版

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大江が三十歳から三十三歳に至るまでに書いたエッセイ集。石原慎太郎と李珍宇と金嬉老についてのエッセイ「政治的想像力と殺人者の想像力」にて大江が想像力の定義にバシュラールのそれを援用している(p280)こと、また「同時代のフットボール」では、想像力を二つの異なった次元を結びつける鎹のようなものと提唱していること。「被爆者の自己救済行動」における力強い言葉「われわれがまずなさねばならぬ最小限のことはなにか?それはわれわれ日本人が、被爆者と共に生きる人間であることを、われわれ自身の根本的な生き方において認識し~」2018/04/25

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