内容説明
多彩に花ひらくゴシック・リアリズムの世界。ファン・エイク始め4点の代表的祭壇画と、時祷書・聖遺物箱を収めた。
目次
成熟と変革の対抗的ベクトル
ベリー公のいとも豪華なる時祷書「2月」―日常をもり込んだ多彩な月暦図 ランブール兄弟
ヘント祭壇画―遠近相方に焦点の合った微視的リアリズム ファン・エイク兄弟
最後の審判の祭壇画―救いを求める人々 ロヒール・ファン・デル・ウェイデン
聖母戴冠―絢爛豪華なる中世の信仰世界 アンゲラン・カルトン
聖ウルスラの聖遺物箱―調和美溢れる細密描写 ハンス・メムリンク
快楽の園―爛熟した性と命の円舞曲 ヒエロニムス・ボッス