内容説明
高校時代の友人宮下が当時の級友に復讐を画策しているらしいと聞かされ十津川警部はおどろく。八年前、大型バンの事故で宮下が妻を失くした際、五人の級友が同乗していたという。十津川は半信半疑だったが、その五人を乗せたＳＬが山奥の鉄橋から墜落して不安は現実化した。第一人者の旅情推理傑作集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
24
やはり鉄道が出てくる話はワクワクする。今回、芝居にしろ十津川警部自身が腕をひねり上げ手錠をかけた。心の中でヒューと口笛を吹いてしまった。まだ数冊しか読んでいないのでわからないけど、十津川警部自身が手錠をかけるのは少ないのだろうかと思っていたところだから。巻末の解説は毎回楽しみ。褒める人も多いが、私がスルーしてしまった部分を面白そうに記してくれることが多いから。時には再度読み返すこともある。そういうやり方もできるから何倍にも楽しめている。2024/02/04
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
7
「勝手に列車祭」第１８6弾。この本は講談社のみ１冊であり、文庫コレクション３６4冊目であった。。。１９９４年 ７月１５日 初版。。。短編が４本入っており、表題作はC11ということでCなので軸数が３、１１なのでタンク車と分かる。が悲しい事件である。高校の同窓会に吾らが十津川警部が参加する。罠をしかけた同級生の幹事が、のちのち罠を崩されていく。同窓を追い詰める警部の顔が悲しそうだ。2018/05/12
ハロー
4
【二階座席の女】亀井刑事の息子は事件の匂いを嗅ぎつける能力がある。【十津川警部C11を追う】十津川警部の友人関係はしょっちゅう事件に巻き込まれる。【死への近道列車】たくましいじゃないか平山！2017/10/18
kenkou51
2
短編4作品（二階座席の女、十津川警部C11を追う、北の廃駅で死んだ女、死への近道列車）『十津川警部C11を追う』は十津川警部の高校時代の同級生の事件。それにしても十津川の同級生の犯罪率高すぎ。2013/05/23
TEDDY曹長
2
短篇集なんだけど、長編に負けないぐらいの展開の面白さがありますね2012/05/13
