内容説明
非行少年一万人余と苦楽を共にしてきて得た結論は、非行の火種は幼児期に消さなければならないということだ。生まれたとき無地であった子供に色をつけるのは、周囲の大人たちである。それは最も身近な親であり、教師である場合もある。不良少年は一人もいない、みんな不幸少年だ。非行と決別する処方箋。
目次
第1部 非行の火種をつくるのは誰か(家庭内暴力に走った少年(高校一年生)の家族関係
子供をダメにする親―12のタイプ
子供のタメにならない教師―10のタイプ)
第2部 非行の歯止めはできないか(試験観察をもっと活用しよう;カウンセリングの実際―非行から立ち直った子供たち;ダメな子供をつくらないために―女性には産後一年間の育児休暇を!)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
安藤スミス
2
甘やかすのと愛情を持つのは違う。違うんだけど線引きが難しいから難しいなぁ。子供は親によく似た他人だから能力も体格も何しろ思考だって全部違うんだよね。取り合えず両親が仲睦まじいってのは大事なことです。死別以外の片親ってのはやっぱりよくないよ。と仕事柄思うことは多いです。2015/02/07
TOMTOM
1
【図書館本】かなり昔の本なので、最新の知見ではどうなっているのかわからないが、一つの説としては面白い。何よりも筆者が肌で感じた感覚が大切にされているのがよいなあ、と。2015/05/05
kayoshi
0
★★★・・ 2001/06/04