内容説明
「われら富士山、他は並びの山」と豪語し、他省庁はじめ政・財界までを操って日本を実質支配している大蔵官僚。その強大な支配構造のメカニズムやエリート・オブ・エリートとも呼ぶべき大蔵官僚の生態を具体的に、見事に浮き彫りにする。巻末に、大蔵省全キャリア最新名簿付き。
目次
プロローグ 国家のなかの国家・大蔵省
第１部 大蔵省の支配構造
第２部 大蔵官僚の生態
第３部 大蔵官僚の苦悩と攻防戦
第４部 大蔵官僚の権力病理
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ochatomo
3
昭和28～61年入省全キャリア名簿あり 1986刊 仕事熱心な上司だった木村嘉秀氏が2003年12月に47歳で急死されたことをネットで知る ご冥福を祈る1987/01/31
WS
1
大蔵官僚の仕事や政治との関わりだけでなく、私生活や閨閥作りに勤しむ様子なども記されていてとても面白い内容だった。これだけのエリートがよってたかって官僚国家を作っているのだから、対抗できる政治家を選ばないいけないと思った、また、我々も賢くあらねばならないと痛感した。2020/10/03
