内容説明
六月。私立霧舎学園への美少女転校生、羽月琴葉とその同級生にして名探偵(?)小日向棚彦が学園の図書館に集うとき、またもや不可解な事件に巻き込まれる!図書館の棚に忽然と現れた謎の本―『私立霧舎学園ミステリ白書』の正体とは?学園ラブコメディーと本格ミステリーの二重奏、「霧舎が書かずに誰が書く!」、“霧舎学園シリーズ”。六月のテーマは連続誘拐。
著者等紹介
霧舎巧[キリシャタクミ]
1999年、『ドッペルゲンガー宮“あかずの扉”研究会流氷館へ』にて第十二回メフィスト賞を受賞しデビューする
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
41
私立霧舎学園ミステリ白書その3。今月は誘拐モノ。ここまでの中では一番良かった。2014/08/16
ヒロユキ
30
誘拐事件になぜかイニシャルを絡めるところや、謎解き自体もかなりトリッキー。4、5、6月と読んできてどんどんと面白くなっていってます。2012/06/05
じゅんぢ
23
なぜ、このシリーズが文庫化しないのか、何となくわかった回。2020/04/19
十六夜(いざよい)
8
琴葉と棚彦が学園の図書館に集うとき、またもや不可解な事件に巻き込まれる。図書館の棚に忽然と現れた謎の本『私立霧舎学園ミステリ白書』の正体とは⁈あかずの扉シリーズとのリンクがかなり強く、読んどいて良かった〜と思いながら読了。話自体はうまく絡めて楽しめたけれど、肝心の事件がちょっと分かりやす過ぎる気が…。ちょこちょこ入る遊び要素は好きですけどね。2014/02/09
たこやき
8
トリックそのものは面白い。ただ、誘拐された琴葉たち、漂流している保たち、誘拐犯を追う琴葉の母など、視点が入り乱れて、で展開する割にボリュームが少なくて、ややバラバラな印象を受けた。イニシャルトークのところも、もう少し上手く導入させれば完璧だと感じるのに。それでも、過去の中では一番、面白く読めた2010/05/31