出版社内容情報
【内容紹介】
突如あらわれた謎の兵団は、なぜ月ロケットばかりを攻撃するのか?敵同士のはずなのに、親衛隊長44号がヒゲオヤジに親愛の情をおぼえるのはなぜ?好評シリーズ第9弾、「ホットドック兵団」他2編を収録して登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Schuhschnabel
3
植物人間の巻(原題 アルソア12星人の巻)/ホットドッグ兵団の巻/溶鉱炉の怪人の巻2018/07/26
悸村成一
2
3編。7刷1998年。「植物人間の巻」、「ホットドッグ兵団の巻」、「溶鉱炉の怪人の巻」。図書館本。 C1212016/12/17
Munedori
2
ペロがサイボーグになったというお話。犬だった頃の記憶が残っていて、最後は犬に戻るというストーリーが素敵。2015/11/07
松田望
2
「ホットドッグ兵団の巻」小学校低学年時に読んだ『鉄腕アトム』の中で最も印象に残った漫画。犬をさらってきて脳を取り出しサイボーグ部隊にするという発想が怖い。サイボーグの頭に縫い目のあるデザインが、奥に脳が埋め込まれていることを暗示していて怖い。何よりも犬の習性がよみがえったサイボーグが犬小屋に入って安らかな顔をしている絵が……怖く、そして悲しい。クライマックス「元の体に戻りたい!」と叫ぶサイボーグを見て小学生の頃と同じく泣きそうになる。手塚氏の漫画の中で最も好きなもののひとつ。2014/04/18
もちもち
2
ロボットも、人間のような心を持つのに、人間ではないから、うまくいかないことがある。まるでロボットのようなサイボーグは、ロボットではないから、うまくいかないことがある。人間は、ロボットではないから、できないことばかり。それぞれの立場とそれぞれの特徴と、なにかやりきれない限界をうまく描いている気がするなあ。しかし、2010年はもう過ぎた!!2013/05/09