講談社学術文庫<br> 古代朝鮮

個数:
電子版価格
¥1,210
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

講談社学術文庫
古代朝鮮

  • 井上 秀雄【著】
  • 価格 ¥1,298(本体¥1,180)
  • 講談社(2004/10発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 22pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月27日 04時33分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 312p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061596788
  • NDC分類 221.03
  • Cコード C0122

出版社内容情報

古朝鮮、三国時代、そして統一新羅へ
激動の朝鮮半島を生きた人々の歴史

檀君神話、広開土王陵碑、任那日本府、白村江の戦いと唐との戦争――。中国・日本との軋轢と協調を背景に統一への歩を進めた古代の朝鮮。旧石器時代から統一新羅の滅亡までの朝鮮半島の政治・社会・文化とはどのようなものだったのか。『三国史記』『三国遺事』をはじめとする文献類の精査によって、その実像を鮮やかに復元した古代朝鮮史研究の傑作。

“日本”の視点からのみ“朝鮮”を見る姿勢は誤っている。朝鮮文化は日本文化を説明するためにのみ利用されてはならない。その独立した歴史展開、さらに、古代の東アジア全体の国際関係の中への位置づけ、それをぬきにして朝鮮古代史への正しいアプローチはないと思う。そして、そうした観点からする歴史的探索・実証の上に、新たなる日本史、新たなるアジア史、さらに新たなる世界史像の形成がなされていくにちがいない。――<本書「原本あとがき」より>

第1章 初期の朝鮮
第2章 原始国家の形成
第3章 三国の興亡(1)
第4章 三国の興亡(2)
第5章 統一戦争
第6章 統一新羅


井上 秀雄[イノウエ ヒデオ]
著・文・その他

内容説明

檀君神話、広開土王陵碑、任那日本府、白村江の戦いと唐との戦争―。中国・日本との軋轢と協調を背景に統一への歩を進めた古代の朝鮮。旧石器時代から統一新羅の滅亡までの朝鮮半島の政治・社会・文化とはどのようなものだったのか。『三国史記』『三国遺事』をはじめとする文献類の精査によって、その実像を鮮やかに復元した古代朝鮮史研究の傑作。

目次

第1章 初期の朝鮮(原始社会;古朝鮮 ほか)
第2章 原始国家の形成(小国家群―馬韓・弁韓・辰韓;楽浪・帯方二郡の滅亡 ほか)
第3章 三国の興亡(1)(百済と倭;百済の盛衰)
第4章 三国の興亡(2)(新羅の台頭;新羅と百済の文化を訪ねて)
第5章 統一戦争(隋の統一と朝鮮三国;唐と七世紀前半の三国対立 ほか)
第6章 統一新羅(律令時代;骨品制度の形成 ほか)

著者等紹介

井上秀雄[イノウエヒデオ]
1924年生まれ。京都大学文学部史学科卒業。東北大学名誉教授・樟蔭女子短期大学名誉教授。専攻は朝鮮古代史・古代日朝関係史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんがく

13
古代朝鮮については、日本視点でしか捉えたことがなかったため、とてもタメになった。高句麗、百済、新羅の建国神話から政治制度、隋唐や倭との関係など詳細に書かれている。どの国も、中国への朝貢、仏教や律令制の導入、クーデターによる中央集権化など倭と同じ歴史を辿っていて、東アジア古代史への理解が深まった。2019/06/07

BIN

7
新羅滅亡までの朝鮮について、中国と朝鮮の資料から研究された本。遺跡の写真もあり、失礼ながら朝鮮半島でも遺跡残ってるんだなあと思った次第。日本のことも触れられており、「日本」という国名を使ったのは西暦670年だったとのこと。40年近く前の本なので、日本古代史の研究で記紀だけに偏って頼るのではなく、朝鮮等の資料も活用せよと提言されているが、さすがに今はそちらも含めて研究されてるでしょう。2022/07/19

富士さん

2
再読。教科書的な古代朝鮮史とは一味違って、先史から新羅末までの朝鮮半島を軸にした東アジア史と言った趣。愛着のある一冊です。「倭」という言葉は日本列島に対してだけではなく、朝鮮半島南部も含めた言葉であり、ここにあったという日本府というのは後に日本列島の「倭」が「日本」と呼ばれるようになってから遡って呼ばれるようになっただけであり、日本の支配とは関係ないという話は新鮮で衝撃を覚えた記憶があります。ただ、これを江上波夫さんの説と一緒に考えると、解釈は違っても事実認識に違いはなく、すんなり理解できたりするのです。2016/05/26

Tmont

2
朝鮮史は概して面白くない。とくに李朝時代は退屈だ。しかし古代史、三国時代から高麗の統一まではダイナミズムがあり面白い。これはおそらく「朝鮮人」の物語ではなからだ。北方の半猟半農民である高句麗人、農耕民の百済人と新羅人、そして南の蛮族倭人が織りなす物語だから楽しい。この本で目から鱗だったのは「倭」がなにを指すか、である。考えてみれば「日本」という名称ですらアイヌ人に日本族というのがいるし、一義的なものではない。また著者は理性的だが、現代的価値観「国際社会」「民族」という概念から脱せていないのが残念だ。2013/04/23

ソルト佐藤

2
侵略されると政権側の人間はすぐに降参するが、地元の人間は徹底抗戦する。どうも古代から伝統だったようだ2008/10/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/456432
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。