講談社学術文庫
茶の精神

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  • サイズ 文庫判/ページ数 211p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061596214
  • NDC分類 791
  • Cコード C0176

内容説明

中国を源とし、わが国へ伝播した喫茶の風習は、歴史的な曲折を経たのち、世界に比類ない茶の湯という独自の文化体系へと昇華した。村田珠光に始まり、武野紹鴎を経て、千利休により大成された茶の湯が志向するところとは何か。裏千家四百年の伝統を継承する十五世家元が、数々の古典のうちに先匠の思索の跡を追いつつ、茶の湯の究極の理想を追究する。

目次

第1章 序章のための一つの寓話
第2章 茶の境涯とその理想
第3章 茶仙の意図とその世界
第4章 平安の茶煙
第5章 日本的なるものへの屈折
第6章 茶の究極の理想世界
第7章 茶の点前作法の意義

著者等紹介

千玄室[センゲンシツ]
1923年、京都市生まれ。裏千家14代家元淡々斎宗室の長男。茶道裏千家15代家元。同志社大学経済学部卒業。ハワイ大学にて修学。哲学博士。世界各国を歴訪し、茶道文化の海外への普及に大きく貢献。茶道界初の文化勲章受章者。仏国レジオン・ドヌール勲章オフィシエ章ほか、諸外国の勲位勲章を受く
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感想・レビュー

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Noelle

0
ようやく読了。喫茶の根本、中国 陸羽の「茶経」から始まって、日本に茶を広めたと言われている 栄西の「喫茶養生記」を経て、ようやくご存知 珠光、紹鷗 利休に至るまで、長かった〜。 さすがお家元、微にいり、細にわたり、、古の書物の山を渉猟された暁の本書なのでしょう。欲を言えば、利休以降の 茶の精神の方をもう少し説いてほしかったかも。2015/04/03

丹波大介

0
通り一遍の茶の歴史だったけど、中国の陸羽のくだりは興味深かった。他界観念的な茶の歴史はそこに原型があったんですね2010/08/29

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