内容説明
四季の流れに沿って、着実で堅牢なドイツ人の生活様式や風俗・習慣を探り、更にまたドイツ文化の諸相を伝統的な言語や文学、宗教や音楽などの面から歴史的に説くドイツガイド。
目次
1 ドイツの四季(新年;国民の祝日;顕現祭;ウィーンとベルリン;ウィーンの町を歩くたのしみ ほか)
2 文化の諸相(ドイツ語の特徴;ドイツ文学;ドイツ文学にあらわれたルター;ドイツ・ロマン主義;バッハとその時代 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Midori Nozawa
10
時間がかかりました。内容がとても濃くて、物語を読むのとは違います。ドイツという国のことが少し分ったのが良かった。堅固が第一の価値観で、森林は150年先を見据えて保護。雨は日本の3分の一しか降らない。もともとフランスとドイツは一緒の民族だった。でも戦争をしてきている。著者の小塩節さんはドイツが大好きなんだろうなと節々で思った。ドイツ語の発音は子音が多いためそれにひかれて母音も明瞭で、メリハリのある言語です。ドイツリートはシューベルトなど名曲があります。ドイツ人と結婚されている友から借りた本、読了しました。2020/12/23
M2
6
地元図書館で中々ドイツ文化に関する書籍が少ない中これは良本。文化だけでなく歴史や文豪も抑えてくれていてまさに辞典と言える本。2018/03/09
ぴい
4
ドイツを周遊しながら電車やホテルで少しずつ読んだ。森や牧草地が多いなあ、とても背の高い木があるなあ、どこの街にも高い塔があるんだなあ、と車窓からの景色に素朴な感想を抱いていたけれども、それら一つ一つにまつわる歴史や説明がこの本に記されていて予想以上に楽しめた。ドイツを旅する際はぜひお供にしたい一冊。2013/11/29
moimaj
2
小塩氏の著作ということで文学作品のウエイトが多い。各テーマは短くまとめられているので、自分が気になったところをかいつまんで読む、まさに辞典として役立つ一冊。2010/10/30
putisiyante
2
知らなかった事が沢山あった。ますます自分の目で確かめたくなった。2011/05/31