講談社学術文庫<br> シルクロード

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講談社学術文庫
シルクロード

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  • サイズ 文庫判/ページ数 476p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061590861
  • NDC分類 222.8
  • Cコード C0122

内容説明

本書は、国際交易路研究の第一人者が、最新の成果をもとに西域における国家と民族の歴史の興亡をたどり、また、法顕や玄奘、マルコ・ポーロらの中央アジア紀行の足跡を振り返る。さらに、絹や青銅やガラスなど、東西の文物交流の軌跡を明らかにする。シルクロードをめぐる東西交渉史学の決定版。

目次

第1章 シルクロード序説
第2章 史前時代のシルクロード
第3章 ステップ路の脈動
第4章 ヘレニズムの東漸
第5章 張騫の西使
第6章 漢の西域経営と東西交通
第7章 後漢とクシャン朝とローマ
第8章 三―六世紀の西域
第9章 仏教の東漸
第10章 唐代のシルクロード
第11章 イスラム世界の成立と展開
第12章 十―十二世紀のシルクロード
第13章 パクス・タタリカ
第14章 ティムール朝の繁栄
第15章 近代のシルクロード
第16章 現代のシルクロード

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

日の光と暁の藍

6
素晴らしい本だった。軽い気持ちで読み始めたが、何度も読む必要性とその価値がある。前史から始まり現代に至るまでにシルクロードにおいてどのような歴史が展開されてきたかがこの一冊に凝縮されている。それはアレクサンドロスの東征から始まる。シルクロードの開拓者とされ、アジアのコロンブスと呼ばれる張騫の旅の報告。李広利のフェルガーナ遠征の失敗と成功。歴代中国王朝の西域支配の苦悩などなど。海上交通路によりシルクロードは衰退。スウェン・ヘディンの「さまよう湖」説には興味津々!中央アジアも中華文明も知らないことだらけだ。2021/01/03

masa( ˘ω˘ )

1
欧州・中東・中華の狭間にある広大な領域としてのシルクロード。単なる中央アジア通史というより、文明を縦横に行き交う商人や遊牧民、その中でのし上がって行く無数の英雄達といった人々の物語を通していわゆる定住民を中心とした文明観とは異なる歴史を提示しているように感じた。

ユーラシア旅行社 中国シルクロード情報局

0
筆者直筆の挿絵を使いながら、シルクロードの魅力を紹介します。2012/07/19

未来来

0
1962年に出版された『シルク・ロード』(校倉書房)を基礎に、その後の研究成果や新説を加えて書かれた本。シルクロードの周辺地域の歴史と交易や文化交流等について、時代を追いながら浚えます。支配者による時代時代の違いを見るのは楽しかったです。只、各項へそれなりに文字数が割かれていても一般向けとしては説明不足に感じられる点が見られました。入門には向かなさそうです。文章自体は読み易く、巻末に索引が付けられていて好感は持てました。《大学図書館》2010/01/15

長谷川弾

0
面白い2018/05/12

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