講談社学術文庫<br> 古代日本と朝鮮・中国

講談社学術文庫
古代日本と朝鮮・中国

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 316p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784061588455
  • NDC分類 210.3

内容説明

近年、東アジア世界の古代日本と朝鮮・中国の関係が論ぜられるようになって久しい。本書は、古代史専攻の著者が成した数多くの論文の中から、特に三国関係のものを選んで収録した。「朝鮮からの渡来人」をはじめ、「神功皇后伝説の成立」や「朝鮮の間諜の活躍」、また日中文化交流に欠かせない「舶載鏡の話」など、和歌をたしなむ著者ならではの繊細にして温雅、しかもわずかの妥協も許さぬ厳しい歴史家の目が随所に光る好著といえる。

目次

朝鮮半島からの渡来人
神功皇后伝説の成立
古代史のなかの江田船山古墳
古代朝鮮における間諜の活躍
定恵の渡唐―飛鳥・白鳳期仏教の性格に関する一試論
近江朝末年における日唐関係―唐使・郭務〓の渡来を中心に
奉翳美人―平城宮廷に演ぜられた唐風の舞
日本と江南地方との交渉―鏡に秘められた謎
日中文化の交流と鏡―海獣葡萄鏡と三角縁神獣鏡を中心に

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gen Kato

0
再読。古代史を探る喜びは、解決篇のない探偵小説を読むようなもの。というより、解決篇を自分で気ままに想像する喜びですかね。中臣鎌足と中大兄皇子、定慧など、白村江の戦い前後の歴史など、ぞくぞくする。2014/05/19

カットマン

0
正直、もう玉石混交のトンデモ本がKindle Unlimitedで安いからと乱読するのは疲労困憊セグンド(Buena Vista Social Club)でございます。学者さんの客観的で慎重な議論の進め方の何とすがすがしいことよ。「秦氏は『姓氏録』などでは秦の始皇帝の後と称しているが、新羅系の種族とみるのが穏当であろう」(p53)だそうです。2022/08/14

고정수

0
[고대 일본과 주선・중국] この手の本は割りと読んでるほうだと思っていたが、まだまだ知らないことが多い。2018/07/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/199976
  • ご注意事項

最近チェックした商品