内容説明
わが国平安時代の儀礼、官制、服制、行事及び鎌倉時代の礼法、武具、武技など、公卿・武家の家柄に個々代々伝わっていた口伝・秘伝の有職故実を、数多くの文献から総合的に纒め学問的に体系づけた本書は、江戸期以来の研究の到達点を示すと同時に、おのずから古・中世の風俗・慣習を通して識る精神史を形成している。本下巻には「服飾」「飲食」「調度・輿車」「甲冑・武具」「武技」「遊戯」を収め、巻末に索引ならびに主な参考図を掲げた。
目次
服飾
飲食
殿舎(寝殿造)
調度・輿車
甲冑・武具
武技
遊戯
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
16
下巻は服飾だの武具だのグッズ絡みのあれこれ。これがまた面白くて困る。巻末の参考付図を見ていると雅楽の舞台装置のミニチュアとかを妄想してしまってまたいけない。2014/08/08
和沙
1
武具の名前がこと細かに記されていて大いに助かります。あと、「どんなタイプの鎧をどんな武者が着たか」とか「将軍はどんな馬に乗ったか」とか…かゆいところがわかります。2011/08/31
ずず
0
こんな広い分野についておひとりで執筆されたのすごすぎるな2022/08/27
にゃお
0
下巻は調度品や衣装・装飾具などの「物」が中心。申し訳程度に絵図が載っていますが、十分では無いのでネットで画像検索しています。いやはや、便利な時代になったものだ。2021/03/08