講談社学術文庫<br> 国語の将来 (新装版)

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講談社学術文庫
国語の将来 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 343p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061587137
  • NDC分類 810.4

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てれまこし

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日本語の根源の複数性を否定し、国語の統一を唱えるという意味ではナショナリズムの一種と言える。だが、国語学者ではなく使用者として国語問題に物申すという姿勢、不自然な国語が多くの国民を片言しか言えない二級市民にしているという主張、子供も含む庶民の言語能力を評価し、国民参加による標準語策定を唱えるところなどが、柳田らしい。やたらに難しい漢字熟語を使い始める当時の時勢の間接的批判にもなっている?日本的精神を表すシンボルとしての国語ではなく「使える国語」をという視点は、現代の国語教育の批判としても有効である。2017/08/21

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