出版社内容情報
【内容紹介】
(本書では)茶の湯をおこなううえにおいて欠くべからざる茶器の起源・変遷、名物茶器の由来、それにまつわる逸話などを紹介してみた。そして、唐物、高麗・李朝物、南蛮物、和物など、あらゆる茶器の名品が、いかなる茶人たちによってその真価を認められ、珍重されたかなどについて詳述した。また、懐石のほうは、史上における一流茶人の懐石料理や器具の実例を紹介し、現代の懐石のありかたについて、一言批判を添えた。(「まえがき」より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夏野菜
4
講演録。なので古い本だが読みやすい。茶の湯という、わかっているようなわからないようなものの歴史を茶器と懐石を中心に著述。派手好みの最初期から、珠光、利休にいたる侘びの完成。織部、遠州などが洗練させ、現代に至る。作法はややこしくルールは厳格だが、結局のところ必要なのはおもてなしの精神でしかない。2014/05/02
MaL
0
★★★★★ 個人的にこの桑田忠親さんの文章がとても読みやすい。他のも読んでみたい。2013/06/06
くまもちペタお
0
千利休が想像以上に重要人物でした。2019/08/06