講談社学術文庫<br> 神話の話

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講談社学術文庫
神話の話

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  • サイズ 文庫判/ページ数 184p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061583467
  • NDC分類 162

出版社内容情報

【内容紹介】
われわれの記憶のなかには、淡く太古の痕跡が生き残っている。何んの本で読んだともなく、だれから聞いたともなく知っている話、そこには神話の世界につながる或るものが棲んでいる。本書は、このような今も生きている世界各地のいろいろな神話、人類の起源にもつながる多種多様な神話を、箇々の神話の具体例を通して、人類文化史上に占める地位、神話の意味などを考察し、要所には分布図を入れて、大観しながらやさしく概説した。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おらひらお

1
1979年初版。なにかヒントがないか読んでみる。2021/08/15

saladin

0
「女神の死と豊穣」の章が興味深い。農耕の起源と女性との結びつきを語る神話の中に、原古において女神が殺され、その死体から作物が発生したという一群のものがある。その代表例がインドネシア・セラム島のヴェマーレ族の神話“ハイヌヴェレ”。日本においては『古事記』にあるオホゲツヒメの話がこの系統に属する。そして、この非業の死を遂げる作物の女神のイメージは時を経て、田植えの日に田植え女が死んだという嫁殺し田の伝説の中に受け継がれている。つまり、神話は決して滅んだわけではなく、形を変えながら我々の身近に存在しているのだ。2016/12/24

ロバーツ

0
年末対策として薄そうだから借りたが、読了は年始となった。ギルガメッシュ叙事詩を読む参考にしようとしたが、古事記を読みたくなった。2021/01/04

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