内容説明
まだ取材を始めて間もない頃、ロベルト・カルロスにマイクを向けた。怪し気なポルトガル語で質問する私に、彼はなんとも気さくにユーモアを交え、それでいて誠実に答えてくれた。この数分間のインタビューで、これからの取材活動に向けて、大きな勇気をもらった気がした。「やっていけるかもしれない」そんなところから始まった取材だ。専門的な知識や分析よりも、選手や監督をはじめ、サッカーにまつわる人達と、とことん話し、一緒に体験してきたブラジルサッカーを、ここで伝えたいと思う。
目次
第1章 ブラジルサッカーの象徴―ロナウジーニョ
第2章 貧困とサッカー
第3章 リーダーシップ
第4章 外国移籍の功罪―カカ
第5章 勝つための環境作り
第6章 セレソンのシャツを脱ぐということ―ロマーリオ
第7章 セレソン流サポーター&メディア対応術
第8章 スーパースターであり続けること―ロナウド
第9章 挫折を乗り越えるということ―ロビーニョ、ディエゴ
第10章 サッカーの未来へ向けて―ジーコ
著者等紹介
藤原清美[フジワラキヨミ]
スポーツジャーナリスト。1967年生まれ。1990年、テレビ番組制作会社に入社、放送作家としてスポーツ、紀行番組などを制作するうち、サッカーとブラジルの魅力にとりつかれ、2001年に単身、リオデジャネイロに移住。以後、ブラジル代表選手たちの厚い信頼を得て、外国人記者として唯一、密着取材を許されるに至る。2004年、ブラジルのスポーツジャーナリストに贈られる「ボーラ・ジ・オウロ賞」国際部門受賞。2006年には、国際女性デーを記念してリオデジャネイロで活躍する女性に与えられる名誉賞を唯一の外国人として受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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