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講談社現代新書
感動!ブラジルサッカー

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061498358
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0275

内容説明

まだ取材を始めて間もない頃、ロベルト・カルロスにマイクを向けた。怪し気なポルトガル語で質問する私に、彼はなんとも気さくにユーモアを交え、それでいて誠実に答えてくれた。この数分間のインタビューで、これからの取材活動に向けて、大きな勇気をもらった気がした。「やっていけるかもしれない」そんなところから始まった取材だ。専門的な知識や分析よりも、選手や監督をはじめ、サッカーにまつわる人達と、とことん話し、一緒に体験してきたブラジルサッカーを、ここで伝えたいと思う。

目次

第1章 ブラジルサッカーの象徴―ロナウジーニョ
第2章 貧困とサッカー
第3章 リーダーシップ
第4章 外国移籍の功罪―カカ
第5章 勝つための環境作り
第6章 セレソンのシャツを脱ぐということ―ロマーリオ
第7章 セレソン流サポーター&メディア対応術
第8章 スーパースターであり続けること―ロナウド
第9章 挫折を乗り越えるということ―ロビーニョ、ディエゴ
第10章 サッカーの未来へ向けて―ジーコ

著者等紹介

藤原清美[フジワラキヨミ]
スポーツジャーナリスト。1967年生まれ。1990年、テレビ番組制作会社に入社、放送作家としてスポーツ、紀行番組などを制作するうち、サッカーとブラジルの魅力にとりつかれ、2001年に単身、リオデジャネイロに移住。以後、ブラジル代表選手たちの厚い信頼を得て、外国人記者として唯一、密着取材を許されるに至る。2004年、ブラジルのスポーツジャーナリストに贈られる「ボーラ・ジ・オウロ賞」国際部門受賞。2006年には、国際女性デーを記念してリオデジャネイロで活躍する女性に与えられる名誉賞を唯一の外国人として受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たそがれ

1
「感動、日本サッカー」 というような本が世界中で読まれるようになったら、日本もWCで優勝を狙えるようになっているのかな。ロビーニョが大きな挫折を乗り越えて一回り大きくなってから語った言葉。「すべては今、僕がここに来るために、通るべき道だったんだと思っている。なぜ負けたのかは、ずいぶん考えたけど、答えを出すのは難しいよね。でも、足りないものがあったことは確かだから、もっと良くなりたいと、そればかり考えて必死にやった。」4年後の日本に期待します。2014/06/28

SA

0
2006年のW杯の前に書かれた本。最強メンバーを要したブラジルは残念ながらベスト8で敗れた。あれだけのクラッキを集めてもやはりドゥンガやスコラーリのように規律をうえつける監督がいないと現代では勝てないんだと知った。ちょうどブラジルW杯開催中に読んだが藤原清美さんはもってメディアに出てくるべき人だと思うのに。なんでだろう。2014/06/25

hatagi59

0
一昔前のセレソンメンバーのインタビューを中心としたブラジルサッカーの背景を伝えてくれる一冊。これだけインタビュー取れているのは、かなり凄い事だと思う。著者は、物凄く信頼されているのだろうな~。2011/05/28

hiraku-m

0
ジウベルト・シウバの言葉に感動。「今では、ちょっとやそっとでは驚かないよ。もちろん、時には思いがけない状況に追い込まれるけど、短時間でそれを乗り越えるように頑張る。嫌なサプライズと出会ったら、落ち着いて、その障害にフェイントをかける方法を考えるんだ。自分の人間としてのキャパシティを信じて、解決にトライする。それ以外にないよね。落ち込んだり、下を向いていても解決できないし、一生愚痴を言う人生になってしまう。僕は性格的にもそういう人間じゃないんだ」2010/11/02

KBOSN

0
ブラジルサッカー代表に携わる選手・監督コーチ・ファン・マスコミの声を吸い上げた本。ファンの熱量が日本とは比肩にならない。 2019/06/05

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