内容説明
本書では、インターネットだけを使ってレポートや論文をどこまで書けるのかに挑戦してみたい。自分の部屋に居ながらにして、そこから一歩も出ないで、あるいはせいぜい近くの図書館から自分の所属大学図書館程度のところ以上には出ないで、インターネットを使ってレポートや論文をどこまで書けるのかを考えたい。このテーマのために本書では、これまでの類書にあったような執筆に役立つサイトの紹介中心という形をとらないことにする。そうではなく、インターネットを使ってレポート・論文を書くプロセスに沿って、必要なサイトに「たどり着く方法」と、それに伴う技術的な問題、そしてレポート・論文の執筆における考え方や注意点の三点をおりまぜながら、ステップを踏んで述べていきたい。
目次
0 インターネットでレポート・論文作成「五つのステップ」
1 第一ステップ テーマを絞り込む
2 第二ステップ 資料・文献を集める
3 第三ステップ レポート・論文の執筆
4 第四ステップ レイアウトを工夫する
5 第五ステップ レポート・論文の電子提出
6 嘘つきの法則
著者等紹介
小笠原喜康[オガサワラヒロヤス]
1950年青森県八戸市生まれ。筑波大学大学院博士課程教育学研究科単位取得退学。日本大学教授。専門は、教育メディア研究、博物館教育学、学力論。一〇年以上にわたり、論文作成法の実践指導にあたる
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
184
だいぶ昔の本だが中々情報活用の方法が色々あった。2016/07/03
セイタ
5
レポートを書く際の手順をインターネットに絡めて、教えてくれる本!本当に細かいところまで手がとどく良書。インターネットの出現は今までの知のあり方を根本的に変えてしまった。知っているだけでは意味がない。どう構成するか、自分の立場をどう示すのかなどが重要になってくる。生きづらい世界である(笑)今起きている著者性の喪失が好ましいという考えには驚いた。大学教授の言葉とは思えない。ただ同感である。レポート、論文の執筆の時にはお世話になるだろう。2015/10/30
とまと
2
『新版 大学生のための~』よりコラムが面白い。2013/05/10
若
1
ちょっと内容は古い気もするが、ためになる部分はあった。特にコラムやうその見抜き方、レイアウトに関する記述は興味深かった。2011/05/16
yamikin
1
便利な世の中になったものです。知ってると知らないでは大違いです2008/02/17