内容説明
生物は「種のため」でなく「自分のため」に進化する―では、なぜ動物は、“集団自殺”をはかり、“他人の子育て”に励むのだろう?ダーウィニズムからメンデル遺伝学、行動生態学、分子生物学までを眺め、生物進化の現象とそのメカニズムを、やさしくときほぐす。
目次
第1章 ダーウィンの進化論
第2章 進化とは何か
第3章 自然選択と適応進化
第4章 非適応進化と進化の制約
第5章 大進化の機構
第6章 進化の学派
第7章 社会の中の進化論
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nakmas
2
進化論がこれほどまでに、少なくても日本人に定着したのは、学校教育のおかげ(?)だろう。 ダーウィンはじめ、学者のみなさんの書いているものを読んでも、そこまで強烈な学説と思えないのはなぜだろう。 要因の半分以上は、深く理解できていないからだろうけど。。。2015/10/15
ステビア
1
イラストが良かった。2013/11/25
Bon Voyage
1
講義の課題図書でした。 初歩の初歩の進化論が書かれています。 これを読んで進化論に興味をもちました。 一回読んでは頭に入りきらない(理解しきれない)ので再読必須です。2013/06/05
Q-Q
0
ダーウィンが提唱した進化論は、当時、独創的でありすぎたために歓迎されなかった歴史には、地動説にからみ異端とされたガリレオを思い起こさせた。科学者といえど、信じてきた常識を覆されるような衝撃には、科学者としての正常な判断が困難になるということだろうか。本書は、進化論の過程から現状までを述べている。わかりにくい部分もあったが、比較的平易に読むことができた。進化論の概要を知るために読んだものであり、その目的は充分達することができた。2016/03/23
Bon Voyage
0
ダーウィンはすごいですよね(^^*)フィンチから自然選択という法則にたどり着くなんて。メンデルもすごく研究熱心で、優性の法則を見出すのはすばらしい…。ボクにもそれくらいの頭が欲しい>_<2013/05/20