昭和の宰相 〈第1巻〉 犬養毅と青年将校

昭和の宰相 〈第1巻〉 犬養毅と青年将校

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  • サイズ B6判/ページ数 342p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784061427716
  • NDC分類 210.7

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

15
第一次若槻(金融恐慌)~田中(張作霖爆殺事件)~浜口(昭和恐慌、ロンドン海軍軍縮条約)~第二次若槻(満州事変)~犬養(5.15事件)まで。民政党(幣原協調外交)vs政友会・軍部(強硬外交)という構図で、政治闘争劇が繰り返された時代。関東軍や右翼・軍部の暴走を止められないまま、犬養暗殺により、日本の政党政治は終焉を迎え(やがて戦争に至り、日本は破局す)る。ポイントオブノーリターンは、張作霖爆殺事件だ。満州事変~日中戦争~太平洋戦争に至る主因はここにある。河本以下、関東軍を厳罰しなかった事が、後の破局を招いた2018/05/25

inokori

1
ラストは5・15事件で一巻の終わりとなるのだが,そこに至るまでの政友会・民政党の政党間抗争,陸軍と親軍派とされる党派との蜜月関係,最後の元老・西園寺公望を取り込もうと軍民入り乱れての暗闘などなど「教科書では教わらない日本史」ばかりですごく勉強になる.「党人たちの仁義なき覇権抗争」に釘付けになる.2009/03/29

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