ブルーバックス<br> 不確定性原理 - 運命への挑戦

ブルーバックス
不確定性原理 - 運命への挑戦

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  • サイズ 新書判/ページ数 268p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061177550
  • NDC分類 421
  • Cコード C0242

出版社内容情報

【内容紹介】
星飛雄馬は量子ボールを投げている!?
〈消える魔球〉を現代物理で推理すると……
〈霧の如くかき消えて突如姿を現わす〉ことを不確定性原理が保証している。
〈ラプラスの悪魔〉は明日の天気をピタリと予想し
〈ハイゼンベルク〉は一寸先の運命を煙のようなものだという?
〈客観〉という言葉の絶対性をくつがえした不確定性原理は
〈相対性理論〉でさえも古い物理に変えてしまった……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

29
いきなり「巨人の星」の魔球の話から始まる。もしもプランク定数がマクロ的に大きければ、SFの世界が実現する。ミクロの世界でこそ、不確定性原理は無視できないものの、生活スケールでは無視していい。どこまでも小さな世界を追求することに限界があることを示すものの、世の中は厳密には運命づけられておらず、未来へ向かって人間の意志を働かせる余地があるとわかって、ほっとする。2017/01/22

しんすけ

14
現代物理学には確率概念が大きく占有している。その結果は日々1(100%)に接近しているとの誤解さえ生じさせる。しかしそれはあり得ないであろう。何故ならどのように物理学が発展しても、個々人が自分の死を予測することすらできない。これが接近が有り得ない一つの根拠である。 本書はちょうど半世紀前に発刊された本であるからか、「シュレディンガーの猫」に関する話題に大きく触れている。最近の本ではこの話題に触れることは少なくなった。「シュレディンガーの猫」による考え方が無くなったのではない。2020/06/21

vinlandmbit

12
大学時代に研究室移転に伴い譲り受けた蔵書のひとつ。久々に再読。不確定性原理という所謂"不可思議"な考え方、それが起こる量子の世界について、すーっと入ってくる一冊。2016/03/19

naoto

2
見てみたら、また都築卓司著。やっぱり量子力学は不思議だなぁ。しかし、ブランクの講演の裏話は良かったな。量子論って、やっつけ仕事で生まれたんね。2014/03/10

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