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学研M文庫
20世紀最大の謀略 赤軍大粛清

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  • サイズ 文庫判/ページ数 407p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784059020417
  • NDC分類 312.38
  • Cコード C0122

出版社内容情報

1937年6月11日、モスクワのルビャンカ監獄で、8人の赤軍最高幹部が銃殺された。以後、粛清の嵐はソヴィエト三軍の高級将校、政治委員にまで及び、世界を震撼させる大事件に発展した。その影にはスターリンの狂気と、ヒトラーの陰謀があった。   

内容説明

第二次世界大戦前夜の1937年6月11日、モスクワのルビャンカ監獄で、トハチェフスキー元帥をはじめとする8人の赤軍最高幹部が銃殺された。以後、粛清の嵐はソヴィエト三軍の高級将校、政治委員にまで及び、世界を震撼させる大事件に発展した。その影にはスターリンの狂気と、ヒトラーの陰謀があった。国際政治の舞台裏での二人の駆け引きは、いかなるスパイ小説をも凌ぐ、驚愕のストーリーである。

目次

第1章 謀略
第2章 軍人
第3章 偽造者
第4章 傀儡
第5章 フィナーレ
第6章 その後

著者等紹介

シュトレビンガー,ルドルフ[Str¨obinger,Rudolf]
1931年南モラビア生まれ。プラハ・カレル大学卒業。日刊「リドヴァ・デモクラティー」紙の元編集者。1968年のプラハの春を契機に、当時の西ドイツに亡命。現代史研究家として『プラハの暗殺』『クーデターの支配』など、チェコ現代史関連の著作を発表。現在、独語圏諸国亡命者ペンクラブ会長

守屋純[モリヤジュン]
1948年、東京に生まれる。軍事史家。主な著書に『ヒトラーと独ソ戦争』、訳書にゲルリッツ著『ドイツ参謀本部興亡史』など多数ある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

20
◎トハチェフスキー元帥を追うことにより、スターリンの権力掌握や欧州における謀略の凄さをわからせてくれます。圧巻は4章5章であり、共産主義国家の恐ろしさに戦慄しました。話としては詳細なルポルタージュであり興味を刺激してくれ良かったです。2021/03/06

にしの

5
1937年にソ連赤軍トップの将軍たちが非公開裁判で処刑されたトハチェフスキー事件。この事件をきっかけにソ連赤軍では粛清の嵐が巻き起こり、独ソ戦初戦の大敗北に大きく影響したと伝えられている。そのトハチェフスキー事件を、著者はドイツを中心に当時の国際関係を交えて分析している。 ソ連の情報が不確かな古い時代に書かれたものなので、限定された事実から作者の想像で構成されているように感じる。作者の想像力が優れているのでサスペンス的な読み物としては魅力的だが、学術的にはあまり意味のないものだと思う。

ちーけん

4
スターリンが権力を掌握していく過程を知るのにちょうどよさそうと軽い気持ちで手に取ったが、面白かった。ロシア革命とソビエト防衛戦争の英雄として世界的に著名だったトハチェフスキー元帥を、スターリンがいかに罠にはめ反逆者として処刑し、結果として赤軍を掌握したか、これまで諸説氾濫していたところを、本書は初公開の史料多数を以て全容を解明してます。学研M文庫にはもったいない一冊…(笑)。世界的にも本書が決定版との評価は固まっており安心して読めます。ヒトラーとスターリンの騙しあいはまるでスパイ小説のよう…。迫力満点。2010/08/29

wei xian tiang

1
戦間期,ソ連赤軍とドイツ軍の蜜月時代があったことは忘れられがち。「戦争と平和」などにも出てくるがそもそも帝政ロシアの将校にはドイツ系ロシア人も多い。この辺の感覚はなかなか日本人には体感しがたいところがある。2019/08/19

東側ギャン

0
何でこんな本買っちゃたんだろう・・・全部読んで暗くなった。

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