学研M文庫
四ツ目屋闇草紙

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  • サイズ 文庫判/ページ数 218p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784059000860
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

江戸・両国の「紙屋えろす堂」。蘭方四ツ目屋といい、張方や媚薬を扱う性薬店である。主人の小三郎はひそかに長崎・鳴滝塾に学んでいたが、その身に蘭学迫害の嵐が忍びよる。果たして、幕府密偵・鳥居燿蔵の執拗な追跡から逃れられるのか……。   

内容説明

江戸・両国にある「紙屋えろす堂」。蘭方・四ツ目屋といい、張形や吾妻形、媚薬・強壮丸を扱う店である。角行灯の薄闇で男女の悩みごとを処方するのは、主人の紙屋小三郎。長崎・鳴滝塾の留学から江戸に帰ると蘭学迫害の嵐が吹き荒れ、長崎奉行所に記録のない“謎の男”小三郎の身にも追っ手が迫る。幕府密偵・鳥居燿蔵の容赦ない捜査は、仲間の佐久間象山やねずみ小僧にまで忍び寄る…。

著者等紹介

磐紀一郎[バンキイチロウ]
1938年福島県いわき市生まれ。手塚治虫が主宰する「虫プロダクション」文芸部を経て、作家生活に入る。1995年に満を持して発表した『吉宗影御用』と、『江戸城大変』『老虎大難』のシリーズ三部作のほか、『元禄豺狼伝おぼろ』で時代小説界に新風を送り込んだ
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