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学研新書
一度は拝したい奈良の仏像

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  • サイズ 新書判/ページ数 261p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784054038554
  • NDC分類 718
  • Cコード C0271

内容説明

奈良時代、異国から伝わって間もない仏教への信仰は、仏像に刻みつけられ、現在もなお輝き続けている。興福寺の阿修羅像は、なぜ少年のような童顔に造られたのか?法隆寺の釈迦三尊像に隠された仏師の演出とは?…各々の仏像に秘められた謎を解き明かし、さらなる魅力を発見する、仏像ファン必携の書。写真・図版50点掲載。

目次

ほとけの顔きらぎらし―飛鳥寺・釈迦如来坐像
聖徳太子その人を眼前に拝する―法隆寺釈迦三尊像
人々を救う霊気と慈愛と―法隆寺・救世観音立像、百済観音立像
慈母の微笑に安らう―中宮寺・菩薩半跏像
如来像の理想の姿に酔う―薬師寺・薬師三尊像
少年阿修羅に託す夢―興福寺・阿修羅立像
謎の仏を生み出した極限の技法―東大寺・不空羂索観音立像
華麗なる忿怒の神々―東大寺・執金剛神立像、戒壇院四天王立像
宇宙に拡がる光の根源―唐招提寺・盧舎那仏坐像
瞼のうちに魂の輝きを秘める―唐招提寺・鑑真坐像
圧倒的な神秘の力にふれる―新薬師寺・薬師如来坐像 十二神将立像
天平と鎌倉、時代を超えた仏師の合作―秋篠寺・伎芸天立像
美貌の皇后が蓮池を歩みゆく―法華寺・十一面観音立像
光と仏にみちびかれて極楽浄土へ―浄瑠璃寺・九体阿弥陀如来坐像
青年運慶が追い求めた生命感―円成寺・大日如来坐像

著者等紹介

山崎隆之[ヤマザキタカユキ]
1942年、東京生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。同大学附属古美術研究施設勤務を経て、愛知県立芸術大学へ。現在、同大学名誉教授。奈良大学、京都造形芸術大学非常勤講師。専門は日本彫刻技法史、保存修復技術(仏像)。文化財保存修復学会(諮問委員)に所属

小川光三[オガワコウゾウ]
1928年奈良県生まれ。日本画、洋画などを学んだ後、父小川晴暢のあとを受けて文化財・美術出版の専門社飛鳥園を継ぐ。同社社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

井月 奎(いづき けい)

38
いや増す奈良への思い、です。『死者の書』に魂を揺さぶられ、中将姫の帰依する阿弥陀仏を愛おしく思う。『日出処の天子』に胸いっぱいの切なさと悲しさと愛おしさを詰め込まれて厩戸皇子を模したと言われる法隆寺の救世観音立像に畏怖と憧れを抱く私には身もだえさせられる読書でした。尊仏、すべて美しくあがめたく思います。構造的な視点、造形的な視点などをちりばめた新鮮な見方がなされていて、こりゃあ拝みにいかにゃあならん、となる本です。東大寺戒壇堂の四天王像、広目天さまにお会いしたい。あの憂いを含んだ厳しいお顔、罪な本です。2019/11/14

リョウ

4
奈良が中心として栄えた時代は京都と比べるとはるかに短い。しかし、仏教が伝来し、次第に受け入れられていく過程は全て奈良で起こったことであり、その黎明期の仏像たちが今も残されている。本の内容は新書にしてはやや専門的だが、奈良の仏像、作った人、伝えてきた人の苦労や素晴らしさを伝えようという気概が感じられる。2014/12/11

gonta19

3
2009/4/18 メトロ書店御影クラッセ店にて購入 2009/11/19~11/20 奈良にある美仏、名仏を作り方や修復でわかった内部構造、かつ仏像のあらわす仏教世界の解説まで、幅広く書かれている。単なる解説書とはちがった名著。2009/11/20

やまえつ

2
奈良の仏像がたくさん紹介されていて楽しめる。奈良に行き仏像を鑑賞してみたいと思わせてくれる本だった。2009/06/20

エイドリアン

1
最近、奈良へ仏像を拝観した時のことを思い出しながら読みました。伎芸天も大好き、新薬師寺も薬師寺も戒壇院も落ち着いていて好きです。ああ〜また奈良に行きたい!2015/10/02

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