内容説明
二人は抱きしめ合って一つになり、地上に舞い降りた片翼の天使だ―。不毛な愛欲に身を焦がす恋人達の孤独な姿に、失うことの悲しみと再生への祈りを込めた、尾崎豊最後の小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シユキ
1
尾崎豊はやはり才能のある人であったと再確認しました。 とても繊細で思慮深く、ストレートに言葉にするのではなく単語の1つ1つに色んな意味とメッセージが込められている。若者の代弁者と呼ばれてからの責務、子供から大人と呼ばれるようになるまでの自分の思想、変化。どうやって表現をすれば良いか、才能のある方故に苦悩された日々が垣間見えました。とても純粋で、ご自分の中で完璧を求め続けた真面目すぎる方だと思います。反面、脆いガラスの弱さを持ち合わせていたかと。 彼の単語や歌詞を、そのままにしか受け取れない人は可哀想です。2014/03/16
nana_hyr
0
1992年~1993年。車のCM見て好きになり、十七歳の地図買った直後に亡くなった。