内容説明
「瞽女んぼが死んだ」ふたりの瞽女が水死した。原因不明の死に村は騒然。名主の市兵衛の苦慮は尽きない…。やがてわが子も瞽女に。「算士とその妻」算学に賭ける子息を嫌悪した父の算額の謎がとけた。父子二代目に亘る算学家と兄の嫁であった妻の献身。「駈ける女」熊野街道を行く人々は、時折ビューッと過ぎ去る風にゆき当る。道成寺をめざす女が走ってる風だ…。女は今もずっと走り続ける。「梅の御庵で」２人比丘尼の愛執と葛藤とたくらみ。渦中の元遊女の報復と綾なすどんでん返しのストーリー。
感想・レビュー
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真理そら
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『和算小説のたのしみ』に紹介されていた「算士とその妻」が含まれる短編集。 図書館で調べたらあったので借りて読んでみた。表題作はテーマが珍しいのでもう少し長いもので読んでみたかった。2017/03/11
紅茶派
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1983年から1988年に発表された4作品を収録。表紙の写真は、間違いです。2022/11/02
