ニュータイプ１００％コミックス 木島日記 〈２〉

森美夏

角川書店（2001/01発売）

• サイズ A5判／ページ数 220p／高さ 21cm
• 商品コード 9784048532792
• Cコード C0979

出版社内容情報

昭和初頭。オルカティズムや怪人たちが跋扈する開戦前夜の日本。歌人でもある民族学者・折口信夫は、「この世にあってはならぬ物の仕分人」を名乗る木島平八郎と出会い、彼が綴る信じられない怪事件や現象に遭遇していく…！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[月光密造者]

巨艦の時代の終焉を認識しつつ、作られた戦艦大和。それが沈まない証として、紀記に僅かに記載が残る人柱「持衰」を持ち出す帝国海軍の狂気。「津山三十三人殺し」を陸軍お抱え機関の人体実験とした短編もだが、全く作り話なのに読み応え十分。「偽史三部作」と銘打つだけに、虚実の混合があざとく、見事。大塚節炸裂です。

2011/12/05

[初瀬川 翠]

水の記憶を再現してみせるジプシーの「若水の話」、『魏志』に記載のある持衰(じさい)の子孫と海軍の不沈艦建造の「乞丐相」、若き頃の木島と瀬条教授の出会った食人の超人「砂けぶり」。ジプシーがナチスの迫害を受けるシーンは見ていてやはり辛いですね。持衰の力をもってしてもどうしようもない、そんな大きな厄災の予感に作画の雰囲気とあいまってゾクゾクします。美蘭が可愛くなってきたなぁ。

2013/12/20

[pochi]

2001年 1月3日

[Lady Grey]

trick(ｒを反対にできなくてつらい)が好きな人は是非。

2013/05/04

[ちえみみがー]

折口先生って何気に地位が高い教授なんだよな　そういや

2013/04/05