出版社内容情報
古今東西、日本各地の奇談・怪談を1冊に。ろくろ首、化け猫、河童などの幽霊・妖怪から怪鳥退治の話題まで。さらにその類例や原典を、国内外から探し出す。巻末には新たに索引も収録。底本は『妖異博物館』、『続 妖異博物館』(ともに青蛙房刊)。
解説:常光徹
【目次】
妖異博物館
化物振舞/大入道/一つ目小僧/轆轤首/舟幽霊/人身御供/人魂/異形の顔/深夜の訪問/ものいう人形/ものいう猫/怪火/狸の火
大猫/化け猫/狐の嫁入り/狸囃子/猿の刀・狸の刀/鼠妖/大鳥/白鴉/河童の執念/海の河童/百足と蛇/古蝦蟇/蜘蛛の網/大鯰/妖花/茸の毒
果心居士/飯綱の法/山中の異女/人の溶ける薬/煙草の効用/天狗になった人/天狗の夜宴/
生霊/小さな妖精/執念の転化/気の病/形なき妖/大山伏/消える灯/夜光珠/化物の寄る笛/持ち去られた鐘/銭降る/猫の小判/雁の財布/古兜/斬られた石/魚石/提馬風/風穴 など
続妖異博物館
月の話/大なる幻術/雷公/雨乞い/鎌鼬/空を飛ぶ話/地中の声
宿命/火災の前兆/家屋倒壊/卒堵婆の血/経帷子/井の底の鏡/五色筆/難病治癒/診療綺譚/髑髏譚/眼玉/首なし/ノッペラポウ
竜宮類話/羅生門類話/妖魅の会合/雨夜の怪/死者の影/離魂病/樹怪/くさびら
仏と魔/金銀の精/名剣/不思議な車/樽と甕/埋もれた鐘/巌窟の宝/打出の小槌/金の亀
竜に乗る/竜の変り種/虎の皮/馬にされる話/牛になった人/猿の妖/狐の化け損ね/獺/鶴になった人/化鳥退治/大魚/鰻/胡蝶怪/蜂/銭と蛇 など
解説
索引
内容説明
古今東西の妖異譚を集めた名著『妖異博物館』『続妖異博物館』を1冊に。おなじみの河童・天狗・ノッペラボウ・ろくろ首・一つ目小僧をはじめ、竜・鵺などの未確認生物、狐の嫁入り・狸囃子・人語を話す猫など身近な動物の身近ならざる姿、化物の寄る笛・斬られた石・竜宮城・舟幽霊などの奇譚・幽霊譚を取り上げ、類話や出典を国内外の書物から博捜する。巻末には妖異の名や人名、書名で引ける索引を新たに収録。
目次
妖異博物館(化物振舞;大入道;一つ目小僧;轆轤首;舟幽霊 ほか)
続妖異博物館(月の話;大なる幻術;雷公;雨乞い;鎌鼬 ほか)
著者等紹介
柴田宵曲[シバタショウキョク]
1897年、東京生まれ。ホトトギス社で句集の編集に携わり、俳人・寒川鼠骨に師事した。江戸学の祖・三田村鳶魚にまつわる編集作業でも知られ、『子規全集』全15巻、『三田村鳶魚・江戸ばなし集成』全20巻などに携わる。1966年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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