内容説明
幸か不幸か、日本はなんでも簡単に手に入れることのできる百貨店のような豊かな国になった。それにくらべヨーロッパは小売店、発展途上国は露店商的である。強くなった日本は、欧米との協調を真剣に考えなければ不信が増幅され、もっと激しい経済摩擦がおきる危険性が強い。4年前のボネ氏のこの危惧は、またしても現実のものとなり、今日の経済は重大な局面を迎えている。日欧米を冷静に比較した予測は、次々と適中。滞日20余年の重みをくわえて待望のシリーズ12冊目。
目次
1章 ニッポンの襲来
2章 ここが違うフランスとニッポン
3章 災いを転じて福となす国
4章 されどニッポン民主主義