角川文庫<br> 太平洋戦争 日本の敗因〈6〉外交なき戦争の終末

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角川文庫
太平洋戦争 日本の敗因〈6〉外交なき戦争の終末

  • NHK取材班【編】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041954171
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0121

出版社内容情報

日本上空が米軍機に完全支配され、敗戦必至とみえた昭和二〇年一月、大本営は「本土決戦」を決めたが――。捨て石にされた沖縄、一〇万の住民の死。軍と国家は、何を考え、何をしていたのかを検証する。

NHK取材班[エヌエイチケーシュザイハン]
編集

内容説明

絶対国防圏の戦略拠点が次々に陥落、日本の上空が米軍機に完全に支配され、敗戦は必至とみえた昭和二十年一月、大本営は「本土決戦計画」を決めた。本土での地上戦ならば一度は勝てる。一矢を報いれば、無条件降伏だけは…。沖縄が本土決戦の捨て石とされ、住民もろとも焦士と化していた時、日本が和平工作の全てを託そうとしたソ連は、「ヤルタの密約」通りに、米ソ共同の軍事訓練を行っていた。

目次

1 対ソ外交への甘い期待
2 参戦防止のための対ソ交渉
3 一億玉砕へ
4 戦争終結のための対ソ交渉
5 ソビエトへの和平仲介依頼

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

110
”如何にして戦争を終わらせるか”が本書のテーマ。”負けは決まっているが、その前に一花咲かせよう”と本土決戦を目論む軍部。一刻も早く戦争終結を画策する政府の一派。事実上陸軍が政府を牛耳ってたので主論はあくまでも本土決戦に拘る。ある一派はソ連の介入で和平交渉を夢見ていたが、既にソ連はヤルタ会談で日本参戦が密約されていた。とどのつまり日本は国家として機能していなかったのではないだろうか。本土決戦を主張する陸軍に対抗する勢力が弱く、一類の望みをかけた対ソ工作も水泡と帰し、最後は”天皇の大権”によって敗戦を迎える。2016/08/27

CTC

10
終巻は対ソ終戦工作を通し“日本の敗因”の根の深さを語る。 当シリーズでは屢々言及されるが、日本の終戦構想は独伊による英の屈服、が大きな要件だった。独ソの和平は開戦当初より希求されたが、43年9月政府は特使派遣をソに申し入れる。前年3月から駐ソ大使だった佐藤尚武は、日ソ中立条約の維持延長やこれらの工作にも努めたが、政府の対ソ外交を「せせら笑った」と述べている。戦前の外務大臣時代に平和外交路線を“軟弱”と議会で右翼に叩かれ、軍部の強い非難を浴びた佐藤は、軍部と右翼の不定見を嗤って当然だったろう。2016/07/13

ぼけみあん@ARIA6人娘さんが好き

8
以前買って積ん読していたシリーズ。当時、戦後50年を期に放送されたNHKドキュメントのインパール作戦に関する回を見て興味を覚え、番組が書籍化されていることを知って揃えた。今回は、インパール作戦だけでなく、現代にも繋がる太平洋戦争時の無策さなどを総体的に知りたいと思い、シリーズ全編を読むことにした。まずは終戦判断を巡る最終巻から読み始める。ポツダム宣言受諾の最大の理由がソ連の参戦だったことは知ってはいたが、日本の首脳達がここまで脳天気にソ連の中立を信じ、日ソ不可侵条約改定に望みをかけていたとは知らなかった。2015/11/03

日の光と暁の藍

6
ソ連はドイツと日本に、日本はアメリカとソ連に両面作戦を仕掛けられることを恐れていた。ドイツの敗色が濃厚になるまで、日本は対ソ静謐の保持、ソ連は対日静謐の保持で、日ソ間の戦略が一致しており、恐怖の均衡が保たれていた。ドイツの敗色が濃厚になり、ドイツ降伏後に均衡は崩れた。ドイツ降伏後、二つの外交方針が存在した。一つは、対ソ外交を通じて、ソビエト参戦防止を実現し、アメリカとの本土決戦を遂行するという陸軍の外交方針。もう一つは、対ソ外交を通じて、対米英和平を実現し、戦争終結に導こうとする東郷外相の外交方針である。2014/12/15

樋口佳之

5
今から見ればほとんど展望が見えないソ連に対する和平工作が当時なぜ生じたが理解できました。(理解できないけど。)2016/08/15

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