角川文庫<br> うたかた/サンクチュアリ

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角川文庫
うたかた/サンクチュアリ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 168p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041800065
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

月六

90
心を動かし揺さぶるのではなく、やさしく撫でてくるようだった。叙述も登場人物の優しさも、心地よい■「うたかた」も「サンクチュアリ」も誰かのために死んだり、ボロボロになったりする話ではない。二つの物語はむしろ、そういった「劇的」な恋愛の周囲にひっそりと根を張り、芽吹き、育っていく恋を描いている■心配事があったり打ちひしがれたりしても、人はちゃんと恋に落ちるようにできているんだな。「失望も欲望も、あらゆる角度から彼をくり返し発見して、くり返し恋をする」。誰もが知る悲しさと嬉しさを静かに、丁寧にすくい取っている。2018/02/03

桜もち

46
『サンクチュアリ』が好きだった。幸せっていうのは薄い層みたいなもので、その下にはえんえんと不幸の層が広がっていて、表層をがりっとひっかくだけで簡単に、不幸の地がでる。たぶん、そういうことなんだろうな、と思った。2019/06/30

myunclek

32
勝手なイメージでしたが、ばななさんってこんなに女性が前面に出た余韻の残る文章書くんだ。もっと大笑いさせてくれる作家だと、何故か思ってました。誰にでも潜むだろう寂しさを突き付けられ、生きることの切なさを少し思い出しました。2015/06/04

mayu

24
再読。ほの暗いところがある恋愛だとわかっていても、どうしようもなく惹かれてしまう瞬間。哀しみの中で揺れる、繊細な気持ち。あとがきの中で、ばななさんは自分が考えた話とは思えないと書いているけど、ばななさんの作品の良さがやっぱり含まれていると思う。2019/11/23

東京湾

18
「先のことはわからない。無限だ、淋しいほどの無限だ。限りある人生の中で、人はその無限の重みに耐え切れなくなり、何度も目をつぶる」脆いつながり。もつれる想い。儚い慕情と寂れた喪失。日常に訪れる事故のような偶然が、心を、記憶を紐解いて、そうして何かを分かち合って、また別れていく。淡々と描きながらも心情の機微を細やかに掴んだ、美しい物語だった。何か初期村上春樹に通ずるものも感じる。とにかく良かった。2020/03/28

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