角川文庫<br> ホンの本音

角川文庫
ホンの本音

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  • サイズ 文庫判/ページ数 225p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041717066
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

食品成分表、ぴあマップ文庫、看護日記、うれしい編みもの、そして古典、名作、新作について興味つきない読後話から、本のふるさとである活版印刷の現場ウォッチングまで―。感動も思い出も情報も、すべて「本」との出会いから始まる群さんの、シンプルでユニークな活字生活が浮かび上がる、心愉しいエッセイ集。

目次

ひとりのページ
読書の愉しみ
活字の匂い―精興社見学記
活字の話

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みなみ

21
幅広いジャンルの本が紹介されているエッセイ。個人的に気になる本が沢山あったし、群ようこさんのその本との関わりがしっかり書かれていて面白い。化粧にのめりこめない理由の一つになっている「あぶない化粧品」や、貧乏旅行日記の「つんつんつばめのヨーロッパ」が気になった。「格言の花束」も、役に立てることができれば面白そうだ。2024/03/26

蛇の婿

15
書評も一寸入ってはいますが、基本は本に絡めたり、本から連想されたりしたものから生み出されたエッセイのようです。巻末に「精興社見学記」である『活字の匂い』を収録。この中でちらっと出てくる何冊かの本は私も読了したり積読として持っていたりする本で、なんだか少し嬉しかったりw凄く大事な自分A級ランクの本はなかなか読まないで取って置く、に共感。wもっとも私の場合、ややこしい系の本はじっくり読まないと頭に入ってこないから、手を出すのをためらう部分もあるので、色々な本を読みこなしている群さんと大分違ってはいるのですがw2014/07/13

myunclek

9
活版印刷が衰退し始めた頃の、本の本音。ノスタルジーブームに乗り、活版印刷が復権している現在作者も少しは安堵している事でしょう。活字を愛して止まない職人の心意気も交えながら、良いものとは何かを考えさせられる。2018/07/05

GIN@本棚大洪水中

8
群さん読んだ本にまつわる話。ところどころに書かれているエピソードがビブリア古書堂シリーズに似ているような気持ちになった(実際は全然違うが) 無印良女をよんでから読んだのでとても楽しめたし、普段手にとらないような作品にも手をとるようになった 群さんの作風が好きな方にはとてもお勧めである2012/04/13

やまゆ

6
活版印刷の精興社見学記と対談は良かった。編集の仕事に携わっていた群さんだからこそ、よく伝わってくる。前半のエッセイも軽快で楽しい。同じ本を読んでいても、感想は様々だなあと、面白く読めました。2013/09/08

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