角川文庫<br> 上着をぬいだ天皇

角川文庫
上着をぬいだ天皇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 326p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784041714010
  • NDC分類 288.41
  • Cコード C0123

内容説明

激動の昭和を生きぬいてこられた天皇。新聞、テレビ等で、ご様子を拝見するにつけ、上着をぬがれたときはいかに、とつい想像してしまう。失礼ながら、下着姿で部尾をお歩きになることはないのだろうかとか、朝食に納豆を召し上げることはないかのだろうか。そして天皇の血液型は…。など、興味はつきない。残念ながら、人間天皇のご日常は、絹のベールにつつまれて、なかなか庶民には伝わらない。長屋住いの熊さん、八っつあん的な目で、天皇のお姿に迫る岩川隆のユニークな天皇紀。

目次

第1章 天機、ご機嫌うるわし(君は天皇を見たか;天皇の独り言;皇子と老将軍;“御一人”の帝王学)
第2章 八つ頭の味蕾(朝の食卓;天皇の台所;“国家最高の公務員”;戦後初の宮中奉仕団)
第3章 黄金の御璽(陛下の血液型は;御璽は3.55キログラム)
第4章 どうにかならぬか(御真影とマ元師;日本式にしましょう;天皇と日本旅館;生物学者としてのお姿;摂政宮の欧州旅行;初のご訪米―天皇晴れの日々;天皇の素顔)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りんご

2
祖父の本。生まれた時から天皇は人間という時代だったけれど、実感がなかった。これを読んで初めて、ほんとうに人間なんだと感じた。やはり尊ばれるべきお人だと思う。「あ、そう」

りんご

1
何度目かの再読。自分の政治的思想は極めて中立だと思っているけれど、「天皇」という存在はどうしたって別格だ。生まれたそのときから人生が決定されている、自分の一挙手一投足に周囲が注目し振り回される、というのは、想像を絶する。それでもきっと陛下は、孤独だとは仰らない。上皇陛下のこのようなお話を読んでみたい気持ちもあり、ベールを被ったままでいてほしい気持ちもあり。2019/09/12

あや

0
2009/05/03

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