内容説明
只見線は、上越線の小出駅から、会津若松までを走るが、急行「奥只見」は、浦佐から出発し、小出を経て、会津若松まで行く。その浦佐で27歳になる男が殺された。一方、会津若松の鶴ヶ城では、東京で宝石商を営む男の死体が発見された。彼には再婚したばかりの若い美人妻が。また浦佐と会津若松の間の奥只見郷でも、男の水死体があがった。只見線で何かが起きている!?捜査にのりだした十津川警部の前に、地元警察の厚い壁が…。トレイン・ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コマンドー者
2
連続殺人の動機の謎をメインとした十津川もの。男の本音を突いた黒幕の紳士クラブのアイデアはなかなかだが、ミステリーのオチとしては、何だこれは?という感じもしないでもない・・・。出来はイマイチ。2022/07/14
ひだまりさん
1
1237冊目。只見線に沿って起こる、不可解な連続殺人事件。その背景には、社会的に成功した、優れた男たちの苦悩と悲しみが渦巻いていたのだった。会津を舞台に繰り広げられる、刑事たちの犯人追跡、そして犯人確保、女には理解できぬだろう男たちの哀愁…。なかなかベタな刑事ものが好きな人は楽しめるかもだけど、私は殺人事件といえば『乱歩』派なので、これは仕方のない好みの問題なのでムニャムニャ~(笑) 2019/03/04
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
0
平成 元年 4月25日 初版2015/12/20