感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーコ・オクダ
17
弁護士・花吹シリーズ。4つの事件エピソード。表題作は、法制度の歪み、冷酷なところをグッと訴えてくる。例のごとく、お金にならない国選の仕事を受けた花吹。出稼ぎに出たまま仕送りも途絶え、行方不明になった夫を探すために上京し、途中で所持金が尽きてしまい、宿代を踏み倒すことになった女性の弁護。彼女がもしある一言を口にしていなかったら、罪に問われなかった可能性大という…。同じ事務所の虻川は、私選でついた別の無賃宿泊(明らかに悪意のある)の被告人を見事に無罪へもっていく!?これが現実と言われると…厳しいなぁ。2023/04/08
雲國斎
1
和久峻三ははずれが少なかった…という印象。1980/08/02